落語もいいよ
最近、夜寝る時に、youtubeでよく落語を聞いています。
Kindleの読書もいいですが、視覚を使わずに、音だけなのも良いものです。
音楽だと逆に眠れなくなってしまうので、落語ぐらいのテンションが良い感じ。

お気に入りの定番は、三遊亭円朝作の「怪談・牡丹灯篭」とか「真景・累が淵」なんかの長編怪談です。
桂歌丸の語りが聞きやすいし、省略してない長編をじっくり楽しめます。
円朝って、ほんとうに、名人落語家である以上に、作家としても素晴らしいですね。
テキストで読みたい方は、これがおススメです。
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文体はやや古いですが格調高いし、総ルビなので、とても読みやすいです。150円です。

あと、最近聞いた中では、壺算(つぼざん)が面白かった。
これ、名作古典で、いろんな人が語ってますので、聞き比べしてみると面白いです。

手っ取り早く言えば、ほとんど詐欺の話なんですが、計算をムニャムニャの屁理屈で誤魔化してしまうところが絶妙です。
みんなそれほど、計算が達者ではない時代の話ですし、その場にいたら、誤魔化されない自信がありません。

この壺算、少し似たコンセプトの作品が、洋画に登場します。
ライアン・オニールとテイタム・オニールの親子共演で「ペーパー・ムーン」。
年端もいかない少女詐欺師のテイタム・オニールが、釣銭詐欺を働くんですが、このやり取り、なかなかのものでした。私だったら、絶対に騙されてる自信があります(笑)。

落語、youtubeには詰め合わせもあるし、竹の水仙なんかの左甚五郎ものも、何となく格調が高くていいものです。

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