事前準備 | 荷造り | 前日 | 当日 | 引越後 | 届出関係 |
引越し業者の予約:業者に依頼する場合は、見積もりに来てもらって日を決めます。土日はどうしても予約が混み合い、料金も高いので、可能ならば平日のほうが圧倒的に予約を取りやすくなります。
中には仏滅だと料金が安くなるところもあるようです。大安、仏滅などは全く気にする必要はありませんので、お勧めなのは、仏滅で新居への方位の良い平日です。引越し日が決まったら、梱包資材を持ってきてくれますので、荷物の量に応じて早目に荷造りを開始します。
自分達で引越しする場合は、レンタカーの予約をし、ホームセンターなどで梱包資材を準備します。
荷物が少ない場合は簡単かもしれませんが、ある程度の荷物がある場合は、知人に頼むよりも業者に依頼した方が確実です。単身用のパックもあります。引越しはきつい作業で、慣れとチームワークの必要な仕事です。友人に手伝って貰っても、結局はお礼や食事の心配をしたり、もし荷物を壊してしまうと、かえって高くつきます。さらに万が一、怪我したり体を痛めてしまったりすると、責任の所在がはっきりしないぶん、微妙なことになります。
業者も作業員の数によって料金が決まりますので、よく話し合いましょう。
エアコン移設:引越し業者のほうで手配しますが、エアコン工事は別請負で、取り外しも取り付けも引越しとは別の日になります。自分で引越しする場合は電器店に依頼しておきましょう。
ガス会社へ連絡:ガス関係は必ず立会いが必要です。旧住所は引越し日の指定時間に止めに来ますので、電話しておきます。新住所のガス会社にも、必ず使用開始日を決めて電話しておきます。ガスは入居者立会いの上、ガス会社がガス器具の安全性を確認しないと、ガス栓を開けて貰えません。
電気、水道の連絡:電話で引越し日を伝えれば、その日で料金を精算しに来ます。新住所の方は、ブレーカーを上げれば使える筈です。
電話会社に連絡:電話番号が変わる場合と変わらない場合で、手続きが違います。回線電話の場合、機器そのものは、ほとんどがモジュラージャックに差し込むだけなので簡単ですが、中にはジャックが使える状態になっていない場合もあります。引越しシーズンには工事が混みあうので、早目に予約しておきます。
梱包資材:必要なダンボールの数は、本棚などの体積で見積もります。本、壊れ物などはきちんと大きさの揃ったダンボールに入れないと、車に積んだ時に荷崩れしやすくなります。もし足りなくなった場合は、近くのスーパーなどで持ち帰り用のダンボールをサービスしているところもあります。
洋服は、業者のほうで洋服ダンスのように、皺にならずに掛けることのできるケースを貸し出していることが多いようです。布団袋や壊れ物、食器用の梱包資材も、業者で準備している場合が多いです。
要するに、大きな家具以外の細かいものは、全部それに応じた梱包材に入れればいいわけですが、これをちゃんとしていないと、引越し当日、作業員が気持ち良く動けなくなり、思わぬトラブルにも発展しかねません。荷造りの極端に下手な人もありますが、とにかく計画を立てて努力して下さい。
何度か引越しのバイトや手伝いに行った人の話を聞きましたが、全く荷造りをしていなくてさっきまで生活していたそのままの状態で、夜になっても終わらなかったとか、呆れるようなケースもけっこうあるようです。これは自分で荷造りを完了している場合と荷造りを全部業者に任せる場合で料金コースが違いますし、トラブルにならないのか、と心配になってしまいます。
荷物が沢山ある場合は、内容やどの部屋に置くかを、見やすい位置に明記します。筆者はだいたい、間取り図に大きな家具の配置を書き入れたものを、責任者に渡しておきます。ダンボールはどの部屋に運ぶか、それぞれに目印をつけておきます。使い終わった段ボールは、引越しが済んだら業者がリサイクルで引き取りに来ますので、無闇に破損しないようにしましょう。
不用品処分:引越しは余分な荷物を捨てるチャンスです。予約なしで出せる不燃ゴミは小まめに少しづつ出し、粗大ゴミは地域の環境局に早目に連絡しておきます。2〜3週間前に予約が必要な場合が多いようです。また、電話申し込みで「一杯です」と断られた場合でも、インターネット受付では申し込み可能な場合もあります。
これは、電話受付が住所氏名電話番号、出す場所を地図で調べて品目ごとに料金を調べるなど、非常に手間がかかるのに対し、インターネットではその手順が利用者の手で既に行われているからではないかと思います。
☆家電リサイクル:テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の4品目は粗大ゴミでは出せません。所定の家電リサイクル料金がかかります。また、指定引取り場所へ自分で持ち込むことが出来ない場合は、収集運搬料金がかかります。
リサイクル料金は決まっていますが、収集運搬料金がかなり高くなる場合もあるので、買い替えの時に引き取って貰うのが一番良いようです。
新居レイアウトを決める:新居の間取り図があると思いますので、なるべく早い機会に部屋の各部を採寸し、できるだけ正確に間取り図に書き入れておきます。家具のサイズと見合わせながら、レイアウトを決め、間取り図に書き入れておきます。
引越し業者が先に新居に到着した場合、このレイアウト図に従って家具を配置してもらえるよう、二枚コピーしておくと良いでしょう。方位も書き入れて、風水学を取り入れてレイアウトを決めていくのも楽しいでしょう。
冷蔵庫の整理:引越し前日までに冷蔵庫の中身をカラに出来るよう、消費してゆきます。調味料や保存食品も、半端な粉類などがなるべく残らないようにします。生ものはもちろん早目に片付けます。醤油差しなど、こぼれるものはカラにして洗ってしまっておきましょう。
新居の掃除:リフォーム業者が入っているとしても、細かいところまでは手が届いていません。先に自分で掃除できると気持が良いものです。水道は使える筈ですので、部屋の採寸の時などに、雑巾を一枚持っていき、軽く掃除をしてくると良いでしょう。ドアノブ、水道の蛇口なども、軽く水拭きしておくとスッキリします。
手荷物:引越し当日に必要な手回り品、貴重品をまとめておきます。各種連絡先の控え、引越しに時間がかかって荷解き出来なかった場合に備え、小旅行程度の着替えや洗面道具を準備しておきます。金槌、釘抜き、ドライバー、プライヤーなどの工具類も忘れずに。
★旧宅の掃除をする為に、小さな箒と雑巾程度の掃除道具、ゴミ袋は残しておきます。
荷造りの最終まとめ:身の回り品と最低限の寝具以外は、全て即座に運びだせる体勢にします。これで大丈夫、と思っても意外と忘れ物が多いので、ここが頑張りどころです。とにかく、明日の引越しを無事終えられるよう、身支度、軽い朝食なども準備して、早く休みましょう。
引越しが始まる前に、自分が支度しておかなければなりません。身支度をし、布団をまとめます。ちゃんと食事もできるよう、余裕を持って行動します。
引越し業者が来たら責任者に挨拶し、手順を決めます。向こうは慣れているのでどんどん運び出しますが、単身引越しの場合は何かと忘れ物も出がちなので、見落としがないか、よく注意しましょう。
忘れがちなのは天井照明。大きな家具を運び出してしまってからでは手が届かない場合が多いので、早いうちにはずしておきます。
積み終わったらスタートです。ここで問題になるのは、自分がどうやって新居まで行くかです。引越し車に余裕があれば一緒に乗ってゆける場合もありますが、バス、電車などを利用する場合、できれば引越し車よりも先に行って鍵を開けておかなければ、それだけ作業が滞ります。業者も日に何件か予定を入れているので、いったん引越しが始まったら、できるだけ早く作業を終えましょう。
到着したら、どれだけ速く要領よく家具を正確に設置してしまうかが勝負です。いったん置いた家具を、また場所を変えるということがないようにしましょう。その為に、新居と家具の採寸をきっちりとしておくことが、必ず必要になります。
いったん車が到着して荷積みが始まったら、作業員は引越し終了までは怒涛の勢いで作業します。考えたり話し合ったり、細かいことをする時間は一切ないと思っていて下さい。
新居で荷物を降ろす作業が完了したら、引越し料金を精算してひとまず終了です。
そうこうするうちに、ガス会社も来るでしょうから、ガス器具のテストが出来るように、台所のコンロなどは使えるようにしておきます。電気と水道は、利用開始の連絡ハガキがある筈ですので、それを後で投函します。
旧宅の掃除:新居の荷解きも大事ですが、なかなか微妙な問題が控えているので、まずは早く旧宅にケリをつけましょう。できるだけ早い機会に前の部屋に戻り、まず掃除をします。幾らクリーニングやリフォーム業者が入ると言っても、引渡しの時にゴミが散らかったままでは印象が悪く、スムーズに引渡しをするのにマイナスになりがちです。
ザッとで良いので掃除し、釘やフック類などが残っていたら奇麗に抜き取ります。ここで注意するのが、壁や床の傷。あらかじめどの程度の傷があるのかをチェックして、できるだけ傷が目立たないようにします。小さな傷は東急ハンズなどでもかなり修復用品が売っていますので、利用してみるのも良いでしょう。ザラザラした壁紙に小さなピン穴がついているぐらいは、自分で修復できる筈です。
引き渡し:オーナーや不動産業者に連絡して、正式にあけ渡しします。ここはなかなか微妙で、賃貸し契約の中でも、一番トラブルの発生しやすい場面です。まずここをクリアしないと、安心して新生活に移行できませんが、詳しくは次章に譲ります。
挨拶回り:引越し後、管理人が居る場合は、当然ながら、まず真っ先に挨拶にゆきます。次に、最長でも一週間以内ぐらいで、新居のご近所さんに挨拶にゆきます。集合住宅の場合、廊下で顔を合わせてしまい「この人、見たことないけど誰かしら?」と思われる前に、自分から先に行くことが大切です。
どのくらいの範囲かと言うと、俗に「向こう三軒両隣」と言います。戸数が少ない場合は、全部行ってもいいと思います。また、音が響きやすいと思う場合は、真上の部屋と真下の部屋にも挨拶したほうが良いかもしれません。しかし、別の階の人は普段顔をあわせないので不必要と思えば、省いても良いと思います。
ただし、単身者の多い住宅の場合、なかなか行くタイミングがない場合があります。あまり夜遅く訪問するのも迷惑で不自然ですので、常識的な時間に何度か行っても会えない場合は、無理に行く必要はないでしょう。
挨拶回りには簡単な手土産を持って行きますが、金額でだいたい500円〜1000円ぐらいが相場でしょう。普通、台所洗剤、手洗い石鹸、タオル、入浴剤などが定番のようです。ゴミ袋とかティッシュは余りに「ゴミ」を連想するので避けたほうがいいという意見もありますが、ゴミ袋はともかく、ティッシュは高級なものなら若い人には喜ばれるかもしれません(1箱1500円とか3000円のものもあるので少し高価ですが)。
いろいろ意見もありますが、筆者が避けたほうが良いと思うのは食品。干菓子などでも、いきなり他人から食べ物を貰うのは抵抗のある人もあります。ただし、食べ盛りの子供さんのいる家庭では喜ばれるかもしれません。お年寄りのお宅などではタオルはかなり溜まっている場合もあるので、どんな家族構成かによりますね。
また、石鹸は、無添加で香りの強くない単純な手洗い石鹸を選ぶように注意します。洗濯せっけんは家庭によっては液体せっけんのところもありますし、けっこうこだわりがあって様子が分からないので避けます。
住民票:違う市区町村の場合は、転出と転入の両方の届けが必要です。
郵便物:郵便局の窓口に転居届がありますので、直接出しに行くか、ポストに投函します。身分証明書が必要です。旧住所あての郵便物が一年間、新住所に転送されます。
インターネットでも申し込めますが、本人確認の為、クレジットカードが必要です。
自動車・原付関係:登録、免許証、車庫証明も状況に応じて変更して下さい。
クレジット会社:電話だけでほぼ大丈夫です。電話口で本人確認があります。
銀行口座:銀行によっては意外と面倒で、窓口に行っても保険証だけだと変更できなかったり、代理人だと委任状が必要だったりします。郵送かインターネット利用のほうが案外楽な場合もあります。
引越し通知:身内や友人への連絡は、転送届を出していても、やはり早く連絡したいものです。楽しいカードなどを工夫すると良いでしょう。
各種通販:通信販売を多く利用する方は、忘れないうちに変更しておきましょう。運送会社にも連絡しておくと確実でしょう。
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