金融関係については作者はぜんぜん門外漢なので残念ながら助言できることは少ないかもしれません。ですが、まったく一人暮らしが初めての方は、意外なぐらいに当たり前のことをご存知ないことが多いので、できる限りのことを書いてみます。
作り方を知らない人もいらっしゃるようですね。基本的に銀行口座は誰でも作れますが、これも最近は証明書のたぐいがなかなか面倒になったようです。昔は銀行の窓口にハンコだけ持って行って、「口座作って下さい」といえば即座に作れたのですが、最近はマネーロンダリングだの何だのを防ぐということでうるさくなりました。
方法は二つ。窓口で作るか、郵送で作るかです。どちらも、印鑑と身分証明書が必要です。公的な身分証明書とは、パスポート、運転免許証など写真と生年月日の載ったものがあればOK。それがない場合は、健康保険証とか住民票などが必要です。ただし、保険証、住民票など写真が載っていなくて証明書としての力が弱いものは、別に公共料金(電気、ガス、水道、契約電話=携帯でないもの)の領収書を添付することになっているところが多いようです。銀行によって多少違います。
公共料金は自分の名義でなくても構いませんが、姓が違うと、きちんと住民票に記載されていない限り、証明書としての役には立たないでしょう。
場合によっては、郵送で作ったほうがかえって簡単な時もあるようです。銀行によって多少の違いがありますが、基本的に現在住んでいる場所に住民登録をしていて、その証明ができること、顔写真のついた証明書を持っていることが必要です。
また、銀行でも郵便局でも、結婚や離婚で姓が変わったり、または不幸にも故人となった方の口座を解約したり変更届を出す場合は、非常に面倒な場合があります。
口座を作った時とは住所や名前が変わっていると、「自分の口座なのに」と思っても、それを証明する手段がないとお手上げになることがあります。
注意して変更の予定がある時には必ず全て手続きを済ませるようにしましょう。
なお、住民登録については、昔は届け出の猶予期間も長く罰則も有名無実だったのですが、最近はとみに厳しくなったようです。経験者の話では、「引越してから14日以内に届けないと、「10万円以下の罰金」ということでした。
この方は実際には5千円プラス手数料だったそうですが、遅れた理由を自己申告して、
簡易裁判で判決が出たそうです。また、あまり遅れると住所不定の扱いになってしまうそうです。
これも、公的な証明に加えて、カード会社の独自の審査基準があるようです。公的な書類は銀行口座よりもゆるやかではありますが、CICなどで与信情報を入手しているので、職業や年収などによって作れたり作れなかったりします。
何枚もカードを作る人がまた事情が違うので、ここでは初めてカードを作る人のことを書きます。
あなたが現在何もクレジットカードを持っておらず、また借金もなく、アルバイトであってもいちおう働いているならば、信販系のカードは作れるでしょう。銀行系のカードは難しい場合があって、わりに大きな会社に勤務していなければなかなか通らない場合があります。
銀行口座と違うのは、証明書以外に、必ず在籍確認があることです。保険証が社会保険でなくて国民健康保険であっても、働いていることが証明できればOKなことが多いようです。これはもし延滞の際に電話連絡がつくことを条件にしているので、電話がきます。
所定の申込書に必要事項を記入して、保険証などを添付し、ブラックでないかどうかを調査し、電話で在籍確認をするという流れです。当人が電話に出ないとはねられるものと思って下さい。
問題は自営業者で、日本のクレジット会社は自営業者の評価が低いので、どんなに銀行に預金があっても、家が裕福で財産があって働く必要がなくとも、どこかの会社に所属していないと、クレジットカードを作るのは難しいことが多いものです。よほど財産があれば、取引銀行の系列で頼めば、担当者の才覚で作れるでしょうが、一般的にいって、年収の高い自営業者よりも、例えアルバイトでもどこかの会社に電話すれば当人が働いているというほうが、クレジットカードは作りやすいでしょう。これも、会社やカードの種類によってかなり違いがあります。
なお、公共料金やカード決済の銀行引き落としは、例え直接払いに行ったとしても、残高不足で落ちなかったぶんの履歴は銀行に残っていて、審査の時に使われる場合があります。どこかのカードに申し込んで審査に落ちた場合も、履歴として残ります。
また、既に何枚かカードを持っている場合、別のカードを作ろうとしてもはねられる場合があります。キャッシングの枠があると、利用していなくとも、そのまま借金があるものとして扱われます。
先のことを考えて言っておけば、クレジットカードはどんなに美味しい特典がついてきたり、グレードが高いようなイメージを持たせたりしていても、所詮は借金です。海外旅行に行ったり、ネットでさまざまなサービスを受けるために必要な場合を除いて、まだまだ日本では現金よりもランクが下です。
それどころか、多重債務地獄のきっかけになる可能性はじゅうぶん高いのです。その点をよく考えて、これから作りたいという方は、なるべく限度額の低い、審査の厳しい信販系か流通系のカードを選びましょう。一般的にいって審査の厳しい会社ほど分割払いの利率が低いのです。間違っても、キャッシング専用のカードなどは作らないようにしましょう。
カードの借金と同じぐらい、いやある意味ではもっと面倒なのは、友達からの借金でしょう。基本的に、人にお金を貸す時は戻って来なくてもよいぐらいの積りで貸せと言われるものですが、なかなかそうもいきません。保証人の問題と同様に、非常に面倒なものです。あえて言えば、やはり止むを得ずお金を借りる場合には、どんなに親しくとも、他人よりは身内から借りるほうを薦めます。家族関係はいろいろあるので難しいところですが、当人が思っているよりも、親兄弟というのは助けになるものです。本当に困っている時には、話し難いと思ってもまず家族に話すことが一番大切です。
この後のカード借金の話とからんできますが、多重債務に陥ってしまう人などは、生真面目できちんと返そうとしているうちに自転車操業になってしまい、瞬く間に借金がふくれあがってしまうことが多いのです。だらしない人も多いですが、意外にも真面目すぎるタイプの人も多く、「絶対に家族には話せない」と自分でやりくりしているうちに、泥沼にはまってしまう人が多いようです。
こういう人のケースでは、本当にどうにもならなくなって、家族に話した時点から問題解決の糸口が出来てくることがほとんどです。
万が一友達から借りて、友人関係がこじれてしまったら、ここは友情とか信頼などの感情論を入れずに、ドライにビジネスライクに取り決めをして、それを守るしかないでしょう。金銭問題でこじれるような友情は、今更何をしても元には戻りません。
借りないことが一番良いのですが、貸すにしても、融通の利く仕事をしている人ならば、仕事を回してあげることで借金という形を避けるなどの形が望ましいでしょう。本当に助けてあげたいと思う相手ならば、何も言わずに無条件で貸してあげるべきです。
ケースによってさまざまな形態や状況はあるとは思いますが、いったんこじれてしまったものは今更どうにもならないので、できるだけ早く感情論を交えずに片をつけることです。
困ったことに、最近はこの問題も多いようですね。純然たる借金と利便性重視のクレジットカードの境目が限りなく曖昧になってきて、カード地獄に落ちてしまう人も少ないないようです。いったんカードで借金をしてしまうと、自転車操業になるまではあっけないものだと言われます。
一般的に、自己破産を考えたほうが良いのは借金が年収を越えた時だといわれます。現在、多重債務の問題で悩んでいらっしゃる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
ここは筆者のような素人でなく、この方面で知識と経験を積み重ねた達人にお聞きするのが早道だと思います。名前は「借金女王」ですが、一念発起して任意整理という形ですでに借金を返し終わり、現在は貯金も増えつつあるという、力強い味方がいらっしゃいます。このサイトをお知らせしてリンクの許可をいただきましたので、ご紹介しておきます。
筆者がこの方を信用したのは、自分が借金を作ってしまった経緯を包み隠さず公開していらっしゃることと、更にその経験と知識の豊富さです。
掲示板などでも他の同種のサイトには見られない、心のこもった内容のあるやりとりが見られ、この方のアドバイスで立ち直っている多重債務者も沢山いらっしゃいます。ネットでこのようなボランティア的な活動をすることじたいが、借金体質ではなく布施体質とでもいうべき行動なので、この方はもともと借金をするタイプの方ではなかったのでしょう。
現在借金のある方、友達が悩んでいる方、自分の戒めにしたい方など、ぜひこの借金女王さんのサイトを訪問してみて下さい。もちろん、教えてもらうにはそれなりの節度を忘れずに。
☆借金女王さんのタイトルは、あえてお金の溜まりそうな色にしてみました(笑
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