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寝室のインテリア

寝室のインテリアは、寝具でイメージを変えるのが容易なので、あまり奇を衒わなければ大丈夫ですが、幾つか原則があります。

・あまり明るすぎないこと
・原色は避けて、全体に穏やかな暖色か中間色であること
・枕元が壁になっていること
・枕元にドアや窓がある場合は、ある程度離れていること


インテリアの他には、方位や玄関の向きとの関係もありますので、「枕の向きを考える」を参照して下さい。

インテリアはとても簡単なのですが、意外に極端なことをする方もあるので、この章では幾つか無難な実例を挙げます。変に欲張らなければ無難なところで落ち着きますので、長い時間を過ごす寝室は中庸を心がけるようにして下さい。

シンプルな寝室

あまりスペースに余裕がないので、最低限のものだけの寝室です。3畳程度の小部屋を寝室に当てる場合がありますが、余りに狭い部屋ですと、空気が悪くなったり気圧が他の部屋と変わったりしやすくなります。狭い部屋は、感覚的には穴倉のようで安眠しやすいのですが、空気の流通が確保されていることが必須条件です。この部屋は、位置的には、日当りのよくない部屋が当てられており、寝室には向いています。

開放的な寝室

スペースには余裕があるので、ソファや大きなタンスが置かれています。カーテンの上側がシースルーになっていて、朝陽が射し込むようになっているところを見ても、東〜南側の寝室です。観葉植物にもじゅうぶん光線が当たります。開放的な感じが好きな方には向いていますが、足元にはカーペットを使用してあり、寒色をあまり使っていないので良い寝室です。

暖色系の寝室

壁が暖色で、カバーやカーテン類が濃いエンジなので、寒い地域でも暖かい感じが醸し出されます。ドアが枕近くにあるので、方位や構造面で可能ならば、向きを変えたほうが良いでしょう。部屋の外は廊下なので、寝室に向いた構造の部屋ですが、換気に注意したほうが良いでしょう。

スッキリしたイメージの寝室

全体にベージュ系でまとめてあるので、寝具や家具でのアレンジもしやすく、落ち着いた感じの寝室です。ピクチャーウィンドウなので、あえてカーテンもブラインドもかけていませんが、周囲の状況に応じて工夫することが出来ます。部屋の雰囲気を壊さないままで目隠しをしたい場合は、ケースメントカーテンを使っても良いでしょう。

角部屋の小さな寝室

本来はあまり寝室向きの部屋ではありませんが、個室か子供部屋として使用しなければならない場合の使い方です。腰高窓なので、何とかベッドを置いていますが、もしもっと窓が大きい場合は、寝室には難しいかもしれません。張り出しか又は角部屋なので、居心地はいいかもしれませんが、あえて寝室に選ぶ部屋ではないでしょう。


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