足は身体の下部に位置して、奴僕の官に属する。故に身体の上部全体を守る働きを持つ。また君正しき時は民おのずから豊かであるのと同様、心正しき者はその足も豊かで形が良いものである。心卑しき者は足も不恰好でおのずから卑しい感じとなる。
足のふくらはぎが透いて見えるほど肉付きの悪い者は、精神力が弱く、また身体も弱いものである。
足がほっそりとして淋しい感じの者は身体が弱く、根気も続かない。奴僕の官が衰えているということである。
足がほっそりとしていても弾力があって陽気がたちこめていれば、奴僕の官が盛んであると考えられる。
足が太くて力みかえった感じの者は、五体の内部全てを奴僕の官が支配しているようなものであるから、下相である。当然、人の上に立つことは出来ない。
衣服を身につけた時に、腰から下が豊かでしっかりと正しい姿になる者は、家督を継ぐ身分か或いは身に徳を備える人である。家を興すことになるかもしれない。
ふくらはぎの肉が豊かで形の良い者は、分相応の福運に恵まれる。
ふくらはぎの肉が多すぎるのは、優れた人との交わりができない下相である。
足を鍛えなきゃ鍛えなきゃ…という思いは常にありますが、なぜそうなのか、という理由は、あまり説得力のある説明を聞いたことがありませんでした。しかし、この解説はたぶん決定版ではないか、という気がします。
体が「君」で、足が「民」。
「君あっての民である、また民あっての君である」とかいう言葉があったようです。戦争映画などでも、「将あっての兵である。また、兵あっての将である」などしばしば出てきますが、けっこうキメ台詞ですよね。
やっぱりいろんな意味で、上半身と下半身というのはどちらも大切で、そのバランスが取れていることが一番重要なのでしょう。
最近何となく基礎力が衰えてきたな…と思ったら、しっかりと足腰を鍛える。一方で、なんだか縁の下の力持ちばかりで、ここままじゃあ腐りそうだな…と思っている人は、上半身の筋力や顔や髪型を整えればいいということになります。
しかし、足は重力の法則で常に負担がかかっているのだから、まずは足が優先、ということでしょう。
足が太くて力みかえっている…という項目には少し笑ってしまったが、まあそれはそれ、でいろんな人が居るので仕方のないことではないでしょうか。
足の甲が無闇に高かったり低かったりするのはよくない。
足が特に大きかったり小さかったりするのも良くない。
足が特に大きい者は、家に関する苦労が多い。
足は長くもなく短くもなく、大きくもなく細くもなく、太すぎもせず細すぎもせず、その身体に応じて肉がついて豊かなのを、吉相とする。
足の指は木火土金水という地の五行に属し、足の指が豊かなのは地の五行が豊かなことを現し、分相応の福運がある。
足の指が特に長いのは、地の五行にしまりがないようなもので、物事に滞りが多い。
足の指が特に短いのは、地の五行が薄いということで、家に縁が薄く苦労が多い。
足の指がすべて離れているのは、地の五行が揃わないということで、家が不安定であり、身内の折り合いが悪い。
靴屋さんは特に気になる項目ではないかと思いますが、足(Foot)の形はけっこう気になります。筆者の家系はみんな、足が体の割りに細くて少々力が足りません。そのぶん、足の裏が柔らかくて、タコが出来たり荒れたりすることがほとんどないのはいいとしても、どうも疲れやすいのが困りものです。
足の指とか足の裏には体のツボが全部集まっている、とも言うし、冷え性の人が一番気にするのも足。
足に関しては、後編でもっと詳しく述べるそうなので、とりあえずは足の指の体操でもしながら、勉強が進むのを待ちましょう。
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