風水巷談:目次

三碧の歌詞はイタイ!

(風水学的中島みゆき論)


プロジェクトX、つい見てしまった

昨年・平成14年暮れの紅白は、中島みゆきが紅白初出場というので話題でしたね。。。
昨今は不況が反映してか、民放がロクでもない番組しか作らなくなったのに対し、NHKは国営放送とあって、ある程度のレベルを維持してるせいか、昔は面白くなかったNHKが一番まともな放送局になってきました。良いことなのか、悪いことなのか…?

しかし、多くの方の認める通り、中島みゆきが主題歌を歌った「プロジェクトX」は比較的(あくまでも比較)見ごたえのある番組です。もともとノンフィクションが好きなこともあって、たまたま何となくかかっていたこの番組は見てしまいました。そしてついつい、何度か見た、その感想はというと………「なんだぁ…NHKで放送されるぐらいじゃあ、ぜんぜん名も知らない「地上の星」じゃないじゃないかあ…」

だってぇ…、NHKに記録ビデオ出せるぐらいなら、ぜんぜんマイナーじゃないし、名も知れない地上の星というのは、社内でさえ誰もその功労を認めることもなく、しかも、立派に使命を果たした人のことじゃないんかあ?
それは、上司の保身の為に、言われたことだけを精一杯こなした新入社員であってもいいし、それを陰ながら支えてくれた雑務のパートさんであってもいいと思う。(記録が残ってないかぁ…無理を承知で。。。新入社員&雑務のパート君、記録が残ってプロジェクトXに出れるように頑張ってくれ!)


戦後昭和23年生まれ(不肖ワタクシ)の小学校の社会科教科書にでも載ってるスエズ運河開通の苦労話なんか、いちいち取り上げんじゃないよなぁ、NHK…。そんなメジャーなもの取り上げる時には「地上の星」ではないと断ってくれぇ。
誰でも知ってる功労者になった時には、すでに「地上の星」ではないんだから(ムカつくぅ…)

という、ヘソ曲がりの熟年筆者は置いといてーーーと…
言いたかったのは、中島みゆきでありマース。



確かに異才だけど…

だいぶ前ですが、ロックとR&B狂いの筆者が、タマタマ有線放送でかかってたのを聞いて、「日本の歌手ではやっぱし、サザンと中島みゆきじゃない?」と言ったら、言った相手に「中島みゆき?!!!、…あんなの、歌手というより教祖じゃん!」と言われたのを、よーく、覚えてます。ウーム……。

実は筆者は、激しいエイトビート期からフォーク&ニューミュージック全盛期に移ってからは、日本のミュージックシーンはぜんぜん知りまシェーン。だって、テンションがぜんぜん合わないんだもん。
(みんなで共通の話題を語り合いましょう。ボクたちみんな仲良しだよね?)って雰囲気には(あっそう…)という感じになって終わり。燃えるもんがないんだよなあ…

そんな中で、中島みゆきの世界は確かに異色だと思う。音楽について今更ここで中島ド素人の私が語るのもおかしいので遠慮しておくとして、ここはひとつ、運命学的に見てみたい。

中島みゆきは、昭和27年生まれの本命三碧木星である。
この昭和27年というのは辰年だが、芸能人では他に松坂慶子、さだまさし、しばたはつみ、田丸美寿々、中島らも、タケカワユキヒデなどがいる。(ということになってるらしい)坂本龍一もこの年のデータベースに入ってはいるが、これは何かの間違いだと思う。芸能人の生年月日というのは私はあんまり信用していないし、どこの占い師でも芸能人が鑑定に訪れると「本当の生年月日は?」と尋ねると思うのだが、たぶん上に挙げた人々はほぼ実際に昭和27年生だと思う。
なぜならば、三碧木星辰年の特徴を備えているからだ。

歌に関係の深い本命星としては、代表的なものに七赤金星と三碧木星がある。芸術という意味では九紫火星も関係が深い。
しかし楽しむ「歌」としての役割そのままで見ると、なんと言っても七赤金星である。反戦歌だとか労働歌だとか、痛烈に何かを訴える役割の歌、また音楽の芸術性そのものとしての歌となると、また事情が違う。だから、筆者と同じ昭和23年七赤金星生まれの歌手は圧倒的に多い。ちょっと見ただけでも、森新一、由紀さおり、前川きよし、都はるみ、谷村新司、にしきのあきら、沢田研二、いしだあゆみ、泉谷しげる、井上陽水など、この年に固まっている。しかし、数が多いわりにシンガーソングライターは少ない。皆、歌うだけが多い。
※元YMOの面々が27年生まれになっているのは???だが…

九星で人の性格や職業を安易に決め付けてはいけないのだが、やはりある種の傾向はある。とくに芸能関係には傾向が比較的に現れているようだ。また、同じ九星でも十二支によってけっこう違う。
七赤金星という星の意味する歌は、心地よく人の心を癒し、歌い踊って楽しむ、憩うという意味がある。
一方、三碧木星は、歌というよりも「咽から声を出す」という意味合いが強い。歌でなくとも理屈とか弁論とか思想とか、創造的、突出的な傾向が強い。九紫火星は美人という象意を持つだけあって、歌唱そのものも美しい人が多い。歌謡界の女王として君臨して一時代を築いた美空ひばりも九紫火星だし、繊細かつ伸びやかな美しい歌声で随一の岩崎宏美も九紫火星である。


グサ!…タジタジ

一方、中島みゆきの歌を聞いていると、なんだか歌を聞いて気持ちよくなるというよりも、イタイところをグサ!とやられているような気がしないだろうか。おまけに時々、マスコミ露出の時にはいったい何を考えてるんだろうか?という気がする時があるのだが。。。
例えばオリコンチャート連続○週トップ記録更新の時のコメント「前略…知らせを聞いて、あまりのオドロキに口がアーンと開きっぱなしになってしまいました」ということだったが、どうもオリコンや紅白がどういうものだかよく知らなかったらしいし、このコメントの喋り方って(本気で言ってんの?)という気がしたのは私だけ?

しばらく歌を聴いていると、どうも咽と口の存在を強く感じる。ロック系の歌い方なので、ガチガチした歌唱法も一つの表現なのは分かるが、筆者が聞いていると、やはり三碧木星、という気がしてならない。
前述の岩崎宏美の歌唱からは咽と口の存在はまったく感じないし、七赤の歌手でも、こんなに咽と口を感じさせる歌手は見当たらない。腹からしっかり声が出ている”劇唱”なのに、やはり三碧木星である。しかもその内容たるや、人が言い辛くて心にしまっているものを、まったくオブラートなしで赤裸々にひっぱがして見せるようなそのアイタタ加減は、ちょっと他には見当たらないだろう。
良いかどうか、好きか嫌いかは別にして、この作品世界は三碧木星の性格としかいいようがない。ちなみに、前述の「中島みゆき?歌手じゃなくて教祖でしょ!」と言った当人も、本命三碧木星である。この人もモノの言い方がドギツいほどに直截で、言われたほうは呆気に取られて、グウの音も出なくなるタイプである。
WEBで検索していたら、「中島みゆき…こういうタイプの女性は男性にとっては怖い」というコメントがあったが、さもありなん、である。

ちなみに、筆者の持ち歌は岩崎宏美サン専門なので、少し増やそうか、と思ってはいるが、中島みゆきを少し入れても面白いかな~?とは思ってるが、だいぶキャラも声質も違うので、工夫が必要だろう。「地上の星」ではあんまりなので「私たちは春の中で」ぐらいにするかなあ…この曲もかなりイタイ歌詞ですが。

TOPサイトマップ  関連項目:基礎講座 | 風水暦 | 巷談
現在このサイト内にいる人は 人です♪
Copyright (C) TAO AllRightsReserved.
http://www.kumokiri.net/