風水巷談:目次

首相公邸の幽霊話・事件の背景


首相公邸の幽霊話の背景である、五・一五事件と二・二五事件を見てみましょう。
五・一五事件と二・二五事件では、性質がかなり違うようですが、実のところ、筆者は歴史とか事実関係はよく分かりません。しかし自分なりの観点で、首謀者のはっきりしている五・一五事件を取り上げてみましょう。二・二五事件のほうが複雑で、関係する人物も多く、手に余る為です。

暗殺された犬養毅首相は、岡山県岡山市(備中国賀陽郡)出身で、岡山には最上稲荷や吉備津神社があります。

主犯格とされる古賀清志は、長崎県佐世保市出身
前々からこの計画を練っていた藤井斉は、長崎県平戸市出身です。

あれ?なんだか分かりやすいですね!
長崎と言えばキリスト教布教の急先鋒。隠れキリシタンを含めると、実際の信者は統計よりもずっと多かったという話です。
当時の世情とか人間的な思惑はあくまでも表面的なことで、このテロは実質、日本侵略を企てる唯一絶対神と日本神霊界の戦いだった、という見方が出来ます。

二・二五事件の遠因として、五・一五事件の首謀者を死刑にしなかった事を挙げる人がいます。八百万の神々の意見がまとまらなくて、ナアナアにしたのがナメられちゃったのでしょうか。

直接は関係ない話ですが、最上稲荷は筆者が訪れた多くの寺社の中でも、最上級に勢いの良い読経をするお寺で、あれは少々修行を積んだ人でも、ついてゆくのにまごつきます。中山法華経寺も相当のものですが、最上稲荷は断トツにハイスピードで、かなり読経の場数を踏んだ筆者でも、凄いなあ、と思います。
法華系の読経、というより祈祷修法は、初めて聞いた人が「なんだかラップみたいね」、と言ったことがありましたが、youtubeで検索したらなぜか外人さんが撮影したもののほうが、雰囲気をよく捉えているようです。

お祓いと言っても、神主さんの地鎮祭とか寺院の声明(しょうみょう)のようなものではなくて、これぐらいの迫力で三・七・二十一日とか、朝から晩まで集中しての木剣修法ぐらいでないとダメでしょうね。それでも解決するかは分かりませんが、水晶の玉埋めるとか、その程度では全く通用しません。

https://www.youtube.com/watch?v=SazTMYn_Jd0(木剣祈祷会)
https://www.youtube.com/watch?v=ut6JTS1pUY8(日蓮宗声明)

ネパールの絵曼荼羅

人間は、自分の意志を持っているようで、実は操り人形のようなものです。
仏教の世界観は、「仏、菩薩、声聞、縁覚、天、人、修羅、畜生、餓鬼、地獄」の十界に分類されます。
詳しくはここでは述べませんが、このうち、仏~縁覚までが悟りの世界、言い換えれば位落ちしないレベルで、天~地獄までの六段階は、良い行いをして功徳を積まないと、すぐに下に落ちてしまう世界です。

これで見ると、天(一般的に言う神様の世界)と人間はすぐ隣り合わせで、行ったり来たりしやすいのですね。神のことを別名で「天人」(てんにん)と言います。天界に住む人間という訳です。
あなたも、人助けをしたり社会に貢献して、沢山功徳を積めば、天界に転生できる可能性があるわけです。

しかし、神の世界でも、怠けたり邪見に陥ると、すぐに人間界や修羅道に落っこちてしまいます。神と人間の差は、能力、力の差であって、完全に本質的な差という訳ではありません。人間界にも、神様に近い人もあれば、修羅道や畜生道に近い人も居ます。
これを十界互具(じっかいごぐ)と言い、十界はそれぞれ内部に互いを具えている、カタカナでいえばフラクタル構造です。

神社仏閣の祭神も、元々は人間だったものが祀られている場合が多く、神話も元は人間の話だった、という解釈もできます。
祭神は、立派な行いを讃えられて祀られた場合もあれば、怨みを残して亡くなったので、怨霊になって祟られてはかなわないと、怨霊鎮めの為に祀られている場合もあります。
そう考えると、神様だから何でも願いを叶えてくれるだろう、心が広いのだろう、というのは間違いです。当然、判断を誤ったり、寝返って敵側に着いてしまう神もありますから、国会で反日的言動を取る、悪神の操り人間も出てくるわけですね。

ちなみに、神が争ってばかりいると、修羅道に堕ちるそうです。修羅とは、海底にある永遠に闘争を繰り返している世界で、不飲酒(ふおんじゅ)を科せられています。
怒りっぽくて、鬼のような形相の怖い人が、みんながお酒を飲んでいる傍で、お茶でお団子なんか食べていたら、「ああ、この人は修羅道の人なんだなあ」と思って下さい。


赤坂日枝神社

首相官邸のある千代田区永田町付近は、赤坂日枝神社が一番近いです。土地神様であれば、地元を守るのが役目ですから、不届き者が出ないように、しっかりお守り頂きたいものです。しかし…
筆者はだいぶ昔ですが、この赤坂日枝神社に毎朝連続で一か月以上通い、三部経全巻を読誦した事があります。
今はどうなっているか知りませんが、この時期、境内にさる外国の団体の施設があったので仰天しました。場所が場所ですから、狙われるのでしょうか。

このように、人間と神霊界を結びつけて考えると、首相公邸に根深い幽霊話があるのも、何かしら理由があるのでしょう。
この章では幽霊話の根っ子と概論を述べましたが、次章では風水で具体的に、相を見てみたいと思います。しかし、一般的な風水の考え方とは少し違う面がありますので、それを述べておきます。

官邸、公邸の特殊性

風水や家相は、とにかく敷地の形状が一番大切です。
敷地全体の形状を観た上で、敷地の中で邸がどの位置にあるかのバランスを観ます。
門と玄関の配置も観ます。

ただ、官邸にしろ公邸にしろ、一般の住宅とは違う面があります。官邸は執務室ですから、大勢の人が出入りする、公的性格の強い建物であることが一つ
公邸にしても、いくら寝起きして生活する場所とは言っても、総理大臣としての任期中だけですし、個人の私邸ではないので、あまりきちんと太極が根付かず、完全に住居とは言いづらい面があります。

普通は引越し後4ヵ月ほどで太極が根付くものですが、就任後すぐに外遊があったり、更に私邸との行き来もあるとなると、半年経っても十分に根付かない場合も多いでしょう。
それ以前に現実的な話、政権交代で否が応でも出ていかねばならないわけですから、ある意味では賃貸しアパートほどの居住権も、保証されていないわけです。

まして、日本の超短期政権では、公邸に寝泊まりしたとしても、単なる「宿舎」であり、十年以上も住む可能性はないわけですから、太極が完全に移動したというには無理があります。
いわば、官邸のそれは居住権ではなく、職務に就いている間の施設利用権であり、太極のことはあまり考えなくても良いと思います。
首相個人の運気に関しては、公邸よりも私邸の影響度のほうが強いと考えます。

また、一般住宅よりも大きいので、一般的には凶相とされる中庭があることなども、通常とは違います。
皇居もそうですが、大きな建物では中庭がないと行灯部屋が出来てしまうので、少し見方が変わります。寝泊まりする場所を中心に見るか、リビングを中心にするか、ケースバイケースですが、官邸は寝泊まりはしない前提ですし、正確な平面図は公開されていないので、敷地を中心に見ることにします。

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