サンプル数が少ないので結論づけるには時期尚早なのですが、27クラブのジンクスが存在するのかどうか。
今回、筆者が見た限りでは、27歳時点の運気に大きな特徴は無く、特に27歳のジンクスは見受けられませんでした。それぞれ、個々人の運勢の流れによるものと、時代的な背景がかなり強いと思います。
しかし、その問題とは別に、今まで見えてこなかったことが、少し浮かび上がってきました。
普通は、本命星が坎宮に落ちた時が厄年で、数え年で15歳、24歳、33歳、42歳、51歳、60歳、69歳、78歳となります。
遁甲を使う関係で、数え年でないと計算があいません。
普通、満で27歳だと乾宮回座で、これから陰運に回る時期なのですが、一年の前半に生まれた人は、27歳で中宮に入る時期があります。(立春前は前年と見るので、前半と言っても2月立春以降です)
中宮の時は、これまでの数年間になしてきた事の結論が出る時期ですが、ロックミュージシャンはあちこちでライブツアーを行いますので、太極が不安定になっており、自分の体質の弱い部分が、中宮時期に噴出する、ということは考えられます。
ツアーで凶方位に行ったのが原因、ということではありません。
常にあちこちに行っていれば、方位の吉凶はほとんど関係なくなりますが、運勢のほうは疲弊してきます。
もう一つは、やはり命式の五行バランスとか大運は重要だな、ということです。
カート・コバーンの五行が極端に偏っており、他の人とは違うのはお分かりだと思いますが、やはり占術の基本は陰陽五行ですね。
筆者も人のことは言えず、冬生まれの日主乙で、8割かたが水性ですが、いたって健康です。かなり無茶もしてきましたが、むしろ中年過ぎてからのほうが落ち着いてきた感じ。ただ、ロックミュージックは好きでも大音響は嫌いで、人混みが苦手ですぐに気分が悪くなるので、旅行もほとんどしません。
水性が多いせいか、文字の読み書きは毎日長時間してても、全く苦になりません。子供の頃は外に遊びにも出ずに、食事やトイレの時間も惜しんで小説ばっかり読んでいましたが、少々世間知らずな他は、別にこれといった弊害もありません。
その代わりというか、前世の因縁か、子供の頃から妙に武張ったことが好きで、小中学校では剣道と空手をやっていました。成人してからはもっと本格的に武道の稽古はしていますが、諸事情あって武道は自分のライフワークとはなり得ず、今はまた違うことをしています。ここまで水性が強いとどうなのかな?と、自分で興味があります。
九星やら四柱推命やら五行やら、いろんな話が入り乱れていますが、命式のどこにポイントを置いて見ると良いのか、それは対象によって違います。
ちょうど鬱蒼とした山道を登って行って、ある場所に来ると、一挙に視界が開けます。でも少し角度を変えると、全然見えなくなりますね。命式の見方にも似たようなところがあり、いつも同じ体勢で居ては、分からないことがあります。
定点観測というのは大切で、視点をコロコロ変えるのは良いことではないと思うのですが、こと運命学に関しては複雑すぎ、情報が少なすぎます。
筆者が多くの手法を試してみているのは、そういう意味合いもあるのですが、近年はやはり陰陽五行が運命学の定点だな、という認識を新たにしています。その料理の仕方がどうであれ、枝の末端で迷ったら、幹のほうに戻ってからまた違う枝を見る、と言った感じです。四柱推命が占法の中心ではあるのですが、「格」とか通変星って筆者はあまり気にしません。
このグラフは単純に見えますが、実はえらくややこしい相性表とサイクル表を何種類も使っていて、筆者も自分で考えたのに、マニュアルを見ながらでないと作れないのです。マニュアルを書くのがまた難しかったのですが、自分なりに進めていきたいと思います。
さて、今回の検証はいちおうこれで一段落ですが、やっぱり27歳は夭折で、寂しいですよね。もっと沢山、いろんな曲を聴かせて欲しかったなあ、とファンなら思ってしまいます。
ついでと言っては何ですが、存命中の人物にも、少し触れておきます。今回、ロックミュージシャンの動向に関心を持つきっかけとなった、エリック・バードンの命式を少し調べてみました。
バイオリズムグラフのほうは、今後について勝手な憶測を書くのもナンなので、他の27クラブメンバーと同じ、2000年までに留めています。
日干が己未で五行には火性が多いので、火生土で身旺です。83~4年ごろ、落ち込んではいなかったでしょうか。
それと、この方の五行から分かるのは、声を出すのが体質的にあっている、ということです。喘息持ちと伝えられており、十分に声が出ないことがあるのかもしれませんが、それでも声を出したほうが良いです。インナーマッスルの強化ですね。
長く音楽活動を続けておられるのも、声を出すことじたいが、自分にあっているからだと思います。
土性だと「脾」体質で太りやすいのですが、水分の多い環境はあまりあわないので、水ぶとりに注意。また、脾は心臓とも関係が深いので、火性が司る臓器=目と心臓を酷使しない注意も必要です。
今回いろいろ検索しているうちに、体調が悪い、という記事を目にしたので、気になって少し調べてみました。親日家でもあり、筆者の大好きなアーティストなので、もっとずっと、元気で居ていただかないと困ります。
末梢神経障害でギターを弾くのが難しいとか、聴覚障害も伝えられていますが、ほんとにロックミュージシャンって大変ですよね。
あの大音響に晒されたら、普通の人はコンサート会場に居るだけで疲れます。
あんな中で長時間、全力で歌ったり演奏するって…。
急遽調べたので、グラフは作っていませんが、日干=戊の春生まれ。命式全体は木性が多くて、ややバランスが悪く身弱なのですが、通変星を見ると能力的に多彩で、音楽を事業としてうまく推進していくことが出来ます。デヴィッド・ボウイも、カリスマっぽい売りに見えて、割とこの実業家タイプですね。
どちらも、社会人としての能力がきちんとしているので、その上に音楽の才能を上乗せして、安定して活動を続けることができます。
ただ、クラプトン氏の場合、辰巳空亡というのが気になります。誕生時間が分からないのですが、これ、もし時柱が空亡してたら危険かもしれません。
毎年4月、5月と辰年、巳年は、あまり過密なスケジュール入れずに、のんびり休養したほうがいいと思います。次の辰巳は2024年、2025年ですが。接木運が23年ごろというのも気になるし、2022~2025年の4月5月は無理しないほうがいいと思います。スケジュール入れても、あまりいいことないでしょう。
当人は、ドラッグやアルコール依存がひどかったことを考えると、今生きてるだけで凄いことだ、と仰っているようですが、多くのロックミュージシャンが、似た感想なんかもしれません。
コンサートがもの凄い重労働であり、そんな中でも最高の演奏をしなくちゃとなったら、無理するのにドラッグ使いたくもなっちゃうかも…あ、ドラッグを擁護してはいけませんが、少し職場環境の改善は考えないと。
ミック・ジャガーが一回のコンサートで4キロ体重減るって言ってましたからね。別に彼、水ぶとりなわけでもないのに。
コンサートツアーの過酷さを考えると、一つ間違うとドラッグ漬けになって、27クラブの仲間入りしてしまうのも分かります。元アニマルズのアラン・プライスなんて、脱退の理由を聞かれて、「飛行機で移動する生活に耐えられなかった」と言ったそうです。
飛行機と言えば、オーティス・レディングが飛行機事故で亡くなったのは26歳で、こちらも気になりますが、やっぱり若死にはやめましょう、というか、若死にしないように気をつけましょう。
27クラブの検証でした。
でも大丈夫、27クラブのメンバー含め、鬼籍に入ったロックミュージシャンは、みんなある場所に居ます。永久に年取らずに、ずっと毎晩ライブやってますよ。
もちろんジョークですが、ホワイトなのかブラックなのか、よく分からないジョーク。
いちおうホラーの筈なんですが、ロック好きとしては、こんなトワイライトゾーンなら怖くないや、事と次第によっては居てもいいかなあ、などと思ってしまうのでした。お暇な時にでもどうぞ。
スティーブン・キングの「8つの悪夢」より、「ロックンロールヘブン」
原題:いかしたバンドのいる街で
Nightmares & Dreamscapes : "You Know They Got a Hell of a Band"
付録:ローリングストーンズ誌が選ぶ、100人の最も偉大なシンガー(オールタイム)
干支付きを準備中!
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