風水学講座:目次

サイクル理論を活用すれば無敵?

〜生活の中のサイクル要素〜


生体サイクル〜サマータイムはみんな嫌いだ!〜

メインタイトルが少し大風呂敷なので「?」をつけてありますが、今回は割と皆さんの関心の高い分野ですし、生活に密着した話題から、かなりディープな分野までカバーしています。

サイクルとは言葉の表面だけ捉えれば「循環」ですし、モノで言えば車輪とか自転車のことです。
車輪の状態を見れば分かる通り、一連の状況が繰り返し再現されることで、一番身近で分かりやすいのは、我々の生活は一日が24時間サイクルだ、ということですね。
1日が24時間というのは、地球と太陽や月の動きによって導き出されるサイクルで、当たり前と言えば当たり前ですが、これ、生活環境とか人間にとっては、とても重要なのは分かりますよね。

朝は決まった時間に起きて、きちんと朝食を採りましょう、なんていう戒めも、自然のサイクルに添った行動を取ろう、ということです。
毎日だいたい、決まった時間働いて家に帰って休息する、という規則性が壊れ、当直とか確実勤務なんて形態になると、予想以上に疲れる、というのは、誰しも経験することでしょう。

当たり前すぎる話のようですが、これ、少しでも変えようとすると、意外に大変なんです。
欧米では、サマータイムというものを採用しています。4月〜10月の昼の長い期間には時計を1時間早め、11月からまた元に戻す、というもので、ドイツとイギリスでは第一次世界大戦中から、アメリカでは第二次大戦中から採用されています。

しかしこれが意外と不評を買い、生体リズムに長期的な悪影響を及ぼすとして、問題になっています。
睡眠障害、持病の悪化、うつ病や不安症、運動や認知機能の低下を引き起こし、心筋梗塞などの発症率を高めるとして、廃止の方向に進んでいます。

EUの欧州議会で、2019年3月に、2021年を最後にサマータイム制度を廃止する法案が可決されましたが、新型コロナのパンデミック騒動で、具体的話し合いが進まず、宙ぶらりん状態です。

たった1時間、時計を進めたり遅らせたりするだけで、これだけ多くの影響が出るのですから、やはり自然のリズムというのは大切ですね。

 


いつ買えば儲かるか?

これらの時間的なサイクルは、東洋運命学に関心を持つ人は、だいたいの基礎知識はお持ちでしょう。
「還暦」とは、六十干支が一巡する年齢を差しますし、二十四節気は一年を二十四に分割した、季節の変化を現す分割方法です。

再確認しておきますと、二十四節気は占い用の暦ではなく、天体観測に基づいて、厳密に割り出されたものです。二種類の分割の仕方があり、詳細はこちらのページの「占術の暦の話」にあります。

さて、一般的な時間のサイクルの他に、どういう場面で使われるかと言いますと、現在、大勢の人が血まなこになって研究している分野は、株などの金融の分野です。
つまり、いつ買えば儲かるのか?というタイミングを見計らって必死になっている人が多く、儲ける為には安い時に買わなければ儲からないので、どこが底値か?を知る為に日夜奮闘している、ということです。

ただ、株価の底値なんて、誰しもそんなものが分かれば苦労はしないので、アナリストの予想なんて当たった試しがなく、みんな一喜一憂しているのでしょう。
しかし少し研究熱心な人は、〇〇はだいたい〇年サイクルなので、そろそろ底値が来る筈だ、とか自分で予想したりします。
それでも外れるので、「予想はよそう」なんてくだらない駄洒落を言われたりしてますが、株価にも季節性があるようです。一年の中では、秋冬に安値をつけやすく、春夏にかけて上がりやすい、という言い習わしがあるようです。季節アノマリーってやつですね。


言い出しっぺは誰?

でも、こういう事を誰かがメディアで言いだせば、周囲の人も秋冬に株を買うので値段がジワジワと上がります。翌年の春夏になって、もうだいぶ上がったし、そろそろ売るか、と有力なトレーダーが売れば、周囲もそれに釣られて一斉に売り始めるので、当然、価格が下がる…と、これ、当たり前と言えば当たり前のような。

最近、世界有数の投資家であるウォーレン・パフェットが、「これからは日本だ!」と、日本企業の株を密かに買い増ししているのが判明し、日本株の追随買いが増えた、なんて話があります。そりゃあ、上がりますわな。
一方で、ジム・ロジャースなんて「これからは北朝鮮だ!みんな北朝鮮に投資しよう!日本は終了だ!」なんて言ってなかったっけ?
日経新聞にも出てましたが、誰か北朝鮮に投資しました?世界三大投資家?うーん、ボジショントーク爺さんにしか見えないんですが…。

このあたりのことは専門家が沢山おられるので、関心のある方はそちらで研究していただくとします。
今回、株価の話を出したのは、このサイトに来られる方は、不動産に関心を持っておられる方が多いので、株価、景気動向、不動産価格、という、密接な関連のあるテーマに焦点を当てる為です。

そして、当サイトの真骨頂である、運命サイクルにも焦点を当てたいと思います。どれも非常に困難な永遠未解決のテーマですが、筆者は以下のように考えています。


 
 日経平均チャートに満月・新月を表示したもの


☆金融アナリストやトレーダーには、思いのほか、占術を取り入れている人が多いようです。水星が逆行すると相場が荒れやすい、などは有名で、金融占星術なるものを使う人が多いようです。
気学暦の購入は毎年欠かさない、というベテラントレーダーもおられ、最近は株価チャートに満月・新月を表示する機能が備わったものもあり、いやあ、何でも使うもんだなあ、と感心しきり(笑)。

筆者の感想では、満月新月や水星や気学九星もいいんですが、トレーダー当人のバイオリズムとか運気の波を見たほうが有効ではないか、という気がするんですけどね。
魔が差したように変な取引を仕掛けて破綻しちゃうのって、相場の問題より、当人の心身の状態からくるほうが多いのではないか、と思うのですがねえ。

「2023年9月記」

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