通信鑑定を受けられた方から、とっても嬉しいお便りを戴きました。今回はこの方の実体験をもとに、狭い家の中でも運気を変えることができるのだ、という例をご紹介します。
それも、家を建て直すとか、引っ越しするとかいった大仰な話ではなく、ごく普通の2DKで暮らしていらっしゃる方が、ちょっと発想を変えるだけで、こんなにも流れを変えることができるのだ、という良い例です。
2月に、個人鑑定ならびにマンションの家相を観ていただきました、YUKAです。ご無沙汰しております。(*^.^*)その節はありがとうございました。 アドバイスいただいた通りに、部屋の中を3月中旬に模様替え致しましたところ、結婚以来落ち着かなかった家が、近頃では『早く帰りたい』と思うようになりました。 前は、家に帰ってくるとどうもイライラして、夫とは喧嘩ばっかりでした。 それでも、アドバイスの通りに、北西の部屋がベッドルーム、南西が夫の勉強部屋兼くつろぎ部屋だったのを、全く逆にして、今では北西に書斎、(勉強机及びパソコン&本棚を配置)。南西をベッドルームと大きなTV&オーディオ置き場としました。 問題とご指摘いただいた北東のお風呂場は、以前よりこまめに掃除するようにしています。 夫は自分の空間が嬉しいらしく、ゴロッとなるのも、書斎でしています。(^^ゞ 私は前より睡眠が良く取れるし、夫も、『前より全然落ち着く』と言っています。夫の今年の一級建築士の試験は受かる気がしています。 (試験日が毎年夫の空亡の月にあたるんですよねぇ。(ーー;)四緑木星なので、吉方が少ない分、そう左右もされないとも思うのですが) 念願の子供も出来る気がするし、ありがとうございました。☆\(^。^)/☆ また、宜しくお願い致します。 yukaより |
YUKAさんは、「ゲストの部屋・人間風水アクセラレータ」でも登場していただいています。YUKAさんからお便りをいただくたびに思うことは、見栄もけれん味もなくて、こういう真っすぐで正直な方には、必ず運も味方するだろうということです。
でも、風水の面からは、YUKAさんがなさったこと具体的に考えてみましょう。
部屋の模様替えをしてから運気が変わってきたということですが、じつは、私のしたアドバイスは、簡単なことでした。
YUKAさんのお部屋は、2DKにご主人と2人暮らし。こういう場合の標準的な部屋の使い方として、一室がベッドルーム兼クロゼット、もう一室がリビングです。食事はキッチンでできます。
ご主人は建築士をめざして勉強なさっているので、リビングの窓際に机と本棚を置いて頑張っていらっしゃいました。つまり簡単にいえば、一室がベッドルーム兼奥さんのクロゼットで、もう一室のリビングに、ご主人が間借りしていらっしゃる訳です。これは平均的…というよりも、仕方のない使い方でしょう。
ところがその生活がうまくいかず、イライラして喧嘩が絶えないというのです。だいたい図のような感じです。この図はYUKAさんのお宅そのものではありませんが、よく似た間取の部屋を例として上げました。バルコニー側の部屋に、ご主人の机があります。
私はこれではイライラするのは当然と思い、次のようにアドバイスしました。
まず、大前提として、ご主人が静かに勉強にできるように一室を明け渡し、奥さんはキッチンとリビングが領分と割り切ってしまいます。そうなると、ベッドとか洋服ダンスとか、いろいろ不都合が出てきます。それは我慢して、捨てられるものは捨てるしかありません。
風水のセオリーでは、北西に落ち着く部屋があれば、そこを寝室にする場合が多いのですが、私はこの場合、あえて反対にすることをお勧めしました。
なぜかというと、ご主人の勉強机の位置が、あまりに環境が悪かったからです。また、このご主人の性格と能力からして、自分の書斎を持つことが必要と判断したからです。
普通は、最も落ち着く部屋を寝室にするのが常道ですが、寝室はカーテンとドアを閉め切ってそれなりの工夫をすれば、安眠環境を整えることは可能です。
ですが、狭い家の中で、生活時間の中で勉強部屋を確保するのは、非常に困難なことです。また、このマンションの部屋じたいが、ほどのよい長方形で欠けがなかったので、北東が水場になってはいるものの、それなりの使い方をすれば、北西の部屋の良さを生かしてゆくことができると思ったのです。
じつは、筆者は部屋の模様替えが大好きです。荷物が一杯になってしまって、もう絶対に模様替えの余地なし、という状況でも、絶対にやってしまうぐらい。
住み心地が良ければ無理に模様替えする必要はないでしょうが、どことなく使いにくい、住み心地が悪い、落ち着かないという時には、家具を移動して、使い方を変えることはできないだろうか、と考えてみます。
大きな家具でも、必ず動かしちゃいます。中の物を全部出して、棚板も全部外して、それでも駄目なら、ドライバ持ち出して扉まで外せば大丈夫。だって楽しいじゃないですか。模様替えしたら新しい部屋に引っ越したみたいだし、ついでに大掃除できるし、行方不明だったものが見つかったり、運が良ければ隅っこに500円玉ぐらい落っこちてるし。(小学生じゃあるまいし)
B型発想で、ちょっと考えられないような家具の配置をして失敗することもありますが、そうしたら、大掃除代わりと思ってまたやればいい。
ですが、度重なる引っ越し、模様替えの経験と、風水のタシナミも手伝って、近年では部屋の使い方、家具の配置の基本的考え方に、かなり合理的な原則が出来てきました。
これは、特に狭い部屋の場合に有効なようです。
その原則の一つに、部屋の使い方の比重を、衣食住の生活中心に考えず、自分が大切にしていることを中心に置くということがあります。
部屋を単に、生活、衣食住のための容れ物と考えると、必然的に使い方は決まってきます。
リビングには応接セットとテレビを置き、キッチンには当然、冷蔵庫とダイニングセットを置くことになります。最近のマンションによくあるサービスルームは、ウォーキングクロゼットとして使われることが多いようです。この常識的な発想を少し変えてみましょう。
というのは、家族数に合わせてゆったりしたスペースがあれば問題ないでしょうが、ワンルーム、2DK、3LDKのマンションでは、常識的な家具の配置をしていては、とうぜん常識的な生活しかできません。
普通のアパート、マンションというのは、家に帰って、食事をして、テレビを見て、寝るということを想定して作ってあります。
そこには、楽器の練習をしてシンガーソングライターをめざそうという目標もなければ、百科事典やインターネットで調べ物をしてアイディアを練り、いっちょ特許でも取って一旗上げようか、という夢もなく、お花やハーブを育ててサイドビジネスのネット通販サイトを立ち上げ、毎朝かぐわしい香りに送られて仕事に出る、という張り合いもありません。(ごめん、発想が貧弱で)
とにかく、画一的な間取りで画一的な生活をしていては、画一的な運命しか巡ってはきませんよね。
どういう運命が画一的なのか、平凡か非凡か、価値があるのかないのか、それはこの際大きなお世話としても、少なくとも今の自分に満足していない方のために、こういう提案をします。
いっそのこと、思いきって発想を変えて、例えばユニットバスをアトリエにしてしまい、お風呂は銭湯で我慢するとか、ワンルーム全部を本とパソコンと周辺機器で一杯の書斎にしてしまい、冷蔵庫は玄関の下駄箱のあった位置に押しやるとか、そういう変わった(個性的といってもいい)使い方があってもいい筈です。
ただ生活する為の部屋でなく、自分が大切にしていること、夢を持っていることを中心とした部屋作りをしてみては如何でしょうか。夢も目標も何もなければ、作りましょう。
ただしここで大切なのが、第二のポイントです。普通と違った使い方を試みるといっても、それが風水の理に適っていなくては、何にもなりません。
例えば、ギターの練習をするのでしたら、西が最適です。西は音楽+弦楽器という意味があります。
法律の勉強をする場合は、北西あるいは南に机を置く、又はそちらに向かって座る、という具合です。
法律の勉強をするのに、南西に座ってはいけません。この辺りは、本人の本命星とやろうとする事の種類と、更に家の構造のバランスを計ることが大切です。
努力しても、その努力がきちんと実るか、100の努力をして10、或いは20しか結果が出ないか、それは天地自然を味方につけるかどうかにかかってきます。
私の模様替えの試行錯誤も、この自分の夢、趣味、関心を持っていることに対して、それを如何に実現しやすい部屋を作るか、ということへのトライでした。
部屋の使い方、家具の配置は誰でも工夫できますが、その際に風水的な要素を加味することが、とても大切になってくるのです。
ですがこのような方法は、実生活上では、使いやすい部屋ができるとはとても言えません。しかし、自分が大切にしていることを再認識し、家に帰ってからの時間を有効に使い、(ああ、今日もまた出来なかった)と毎日悔やみ続けるよりは、ずっと有意義だとは思いませんか。
「目標は何?」と尋かれ、「司法試験に浮かって弁護士になりたい」と答えたあなた、部屋の中はどうなってますか?
ご飯が済んだらゴロンと横になって、何となくスイッチが入っているテレビのバラエティ番組を眺めているうちに、早くも深夜になってはいませんか。
テレビなんか捨てちゃいましょう。そして、積ん読(つんどく)になっている参考書を、使いやすく、すぐに手が届くよう一目瞭然に、部屋の真ん中に並べましょう。
テレビを見ない為に話題が見えなくなっても、構うことはないではありませんか。あなたにはあなたの、別の積み重ねがあれば。一つを取れば、別のものは捨てなければなりません。
また、この章を読まなくても、モノになる人は、既にこういう発想を持って実行している筈です。
私がYUKAさんにしたアドバイスは、根源はこういった発想から生まれています。ですが、正直な話、YUKAさんがどこまで実行なさるものか、半信半疑でした。一人ならば簡単ですが、共同生活ではなかなか大変なことです。
まして、自分のことではないご主人の為に、2DKの所帯の一室を書斎に当てるというのは、普通、なかなか実行できないことです。家庭は女性の領分ですし、この規模のお住まいでは、家の中は所帯道具と奥さんの服に占領されてしまうのが普通です。
しかし、私のアドバイスに従って、ご主人の書斎を設けるという大変なことを実行したYUKAさんの決断力と、ご主人を立てる妻としての心構え、人柄の賜物です。
ちなみに写真を拝見したら、年下の、とっても可愛いご主人でしたけどね。こういう方は、遅かれ早かれ、必ず運が開けます。やるかやらないかは、あなた次第。
勉強その他、何かに集中することは、必ず壁やどっしりした家具に背を向けて座ることです。ドア、窓などに背中を向けてはいけません。背後と心臓側は人間の体の構造からして弱く、弱い側にドアや窓があるといつも警戒本能が働いて、集中力がなくなり、成果があがりません。YUKAさんのご主人も、前は背中と心臓側がガラ空きでしたね。これでは、勉強ははかどらなかったわけです。子供さんの学校の成績がパッとしないというお宅は、試してみてください。
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