風水学講座：目次

三合法の実際

下でご紹介する三合法は、建物に張り出しを作るだけでなく、土地のこの方位に樹木を植えるとか、離れ、倉庫を作るなどという方法も含まれます。しかし、土地というのは長方形や正方形は少なく、ほとんど変形していますし、地形や周りの建物の状況などもありますので、よく全体のバランスを見て下さい。土地の形に欠陥がある場合、家のその場所を張り出しにしたり、倉庫などを作ると良いでしょう。

三合金局

この三合で注意すべきことは、丑の方位（北東）を張り出しにする場合、もともとこの方位に小高い山があったり、こんもりと樹木が茂っていたりした場合、すでに張り出しの意味がありますので、それ以上張りだしを作るのは良くありません。北東部分に必要以上の張り出しがあると、必ず相続争いを招きます。
どの位置も、吉効果のある張り出しは、この図ぐらいのバランスです。欲を張ってこれ以上大きな張り出しを作ると、他の部分が欠け込みになったり、張り出しが転じて災いとなります。

三合火局

上記の三合火局の例では、戌（北西）と寅（北東）の二方位は倉庫、離れでも良いし、金庫や本棚などしっかりした家具を置く方法でも良いでしょう。特に戌の方位の張り出しは、三合にならなくとも、どんな場合でもお薦めです。北東部分（丑寅）の張り出しは、かなり控えめに。ただし水場になっている場合は、水場の面積ぶん張り出したほうが、水場の悪影響が小さくなります。
南（午）の方位は、張り出しであっても開けた形が大吉です。南方位は水気を嫌いますので、池や水槽は特に厳禁です。樹木の場合は背の低いものが吉相です。

三合木局

三合木局の家相の例

亥の方位は乾宮ですので、張り出しの中でも、最も吉相です。特に一家の主人がしっかりして、社会的地位に恵まれます。卯の方位は玄関で張り出しているのが吉相です。オーディオ、楽器などを置くのも良いですね。玄関にする場合は、中心はなるべく避けて下さい。

未の方位は裏鬼門です。ここはあまり張り出しが大きいと、女性の権力が強くなり過ぎて、後家相になってしまいます。一応、図には張り出しを書きましたが、あまり欲張るよりも、なるべく平坦な方が吉相です。平凡な壁で、クロゼットや押入れなどになっているのが一番無難です。

三合水局

三合水局の家相の例

ほんのわずかな張り出しで、非常に効果のある三合です。申の方位は裏鬼門なので平凡に。子の方位は子宝に恵まれ、家族が健康になり、ストレスに強い体質を作ります。辰の方位は十二方位中、玄関には最も適した位置です。この位置が張り出しで玄関や水場になっており、他の場所に大きな欠陥がなければ、大吉相です。