数字を見るのは面倒に感じる方もあるかと思いますが、そういう方は次ページの折れ線グラフだけご覧になれば、原理と結論は分かるでしょう。自分で納得して証明してみたい方は、算出の仕方を述べますので、順を追って見ていって下さい。
まず、モデルとして本命が金性の人を取り上げます。年盤の本命星が六白金星だったり七赤金星だったり、或いは日干が庚とか辛とか、どちらでもいいのですが、とりあえず話を分かりやすくする為に、今回は本命が金性ということにします。
金性の人は五行の相生、相克関係では次の表の通りにエネルギーを受ける、と仮定します。あくまでも仮定ですが、相生が+で相克が−です。相生でも生気(貰う立場)のほうが点数が高く、退気(与える立場)や比和(同じ性質)は少し点数を控え目にします。
※お断りしておきますが、これはあくまでも筆者が立案した仮説であって、普通はこういう計算方法はありません。相生、相克などの別があるだけで、相生>相克、或いは、生気>退気>殺気>死気といった具合です。この強さの順を数字に置き換えているだけなので、2が20だろうが2000だろうが、量的な意味はありません。例が金性ではつまらないという方は、他の五行も似たような置き換えをして実験されても結構です。
しかし、吉・凶ではなく、「受容エネルギー」と表現していることに着目して頂くと、この章の本意が分かりやすいと思います。○か×かの二者択一ではなく、時間と共に流れる波の上下動の度合いを見極めようとする実験ですので。
本命・金性の人の受容エネルギー表(仮題) | ||||||||
九紫 | 八白 | 七赤 | 六白 | 五黄 | 四緑 | 三碧 | 二黒 | 一白 |
-2(-6) | 3(9) | 2(6) | 2(6) | 3(9) | -1(-3) | -1(-3) | 3(9) | 2(6) |
※ここでは方位を観ているわけではないので、五黄殺という考え方はしません。五黄は単に土性という扱いです。
九星を例に取っていますので、まず、九星暦での九年ごとのサイクルを、2000年〜2026年まで3周ぶん表示して計算してみました。年盤の次の行は年盤との相性点です。当然ながら3サイクル全部、年盤の点数は同じ数値になります。
年干支は、蔵干を簡単に五行に換算して点数化しています。例えば2000年は庚辰の年です。庚は金性ですから2というのは一目瞭然ですが、辰は蔵干を計算しなければなりません。蔵干とは、十二支の中にどれだけ木火土金水の五行が含まれているか、という換算です。九星気学だけの人には少し難しいと思いますが、四柱推命では当たり前にやっていることです。
辰には木、水、土が含まれているので、本命:金性から見ると、木:-1、水:2、土:3と計算して合計4です。蔵干はだいたい三種類に収まりますので、あんまり難しいことを考えず、五行が一種類だけの場合は、数値を均す為に3倍しています。
しかしそうなると、年干支の数値の比率が大きすぎて年盤九星との数値のバランスが取れないので、年盤のほうも、上の受容エネルギー表の数値を全部3倍します(カッコ内の数値)。
十二支の本命金性に対する五行エネルギー比率は、一覧表にすると以下の通りです。
子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 |
6 | 7 | 0 | -3 | 4 | 3 | -1 | 0 | 7 | 6 | 3 | 4 |
一周目 | |||||||||
年 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 |
年盤 | 九紫火星 | 八白土星 | 七赤金星 | 六白金星 | 五黄土星 | 四緑木星 | 三碧木星 | 二黒土星 | 一白水星 |
点数 | -6 | 9 | 6 | 6 | 9 | -3 | -3 | 9 | 6 |
干支 | 庚辰 | 辛巳 | 壬午 | 癸未 | 甲申 | 乙酉 | 丙戌 | 丁亥 | 戊子 |
点数 | 6 | 5 | 1 | 2 | 6 | 5 | 1 | 2 | 9 |
合計点 | 0 | 14 | 7 | 8 | 15 | 2 | -2 | 11 | 15 |
二周目 | |||||||||
年 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 |
年盤 | 九紫火星 | 八白土星 | 七赤金星 | 六白金星 | 五黄土星 | 四緑木星 | 三碧木星 | 二黒土星 | 一白水星 |
点数 | -6 | 9 | 6 | 6 | 9 | -3 | -3 | 9 | 6 |
干支 | 己丑 | 庚寅 | 辛卯 | 壬辰 | 癸巳 | 甲午 | 乙未 | 丙申 | 丁酉 |
点数 | 10 | 2 | -1 | 6 | 5 | -2 | -1 | 5 | 4 |
合計点 | 4 | 11 | 5 | 12 | 14 | -5 | -4 | 14 | 10 |
三周目 | |||||||||
年 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 |
年盤 | 九紫火星 | 八白土星 | 七赤金星 | 六白金星 | 五黄土星 | 四緑木星 | 三碧木星 | 二黒土星 | 一白水星 |
点数 | -6 | 9 | 6 | 6 | 9 | -3 | -3 | 9 | 6 |
干支 | 戊戌 | 己亥 | 庚子 | 辛丑 | 壬寅 | 癸卯 | 甲辰 | 乙巳 | 丙午 |
点数 | 6 | 7 | 8 | 9 | 2 | -1 | 3 | 2 | -3 |
合計点 | 0 | 16 | 14 | 15 | 11 | -4 | 0 | 11 | 3 |
次ページで、この数値をもう少し見やすくグラフにしてみます。
安定サイクルとフォーメーションの崩れ
TOP|サイトマップ | 関連項目:ビギナーの風水学 巷談 | ||
現在このサイト内にいる人は | 人です♪ | ||
Copyright (C) TAO AllRightsReserved. http://www.kumokiri.net/ |