いろんなサイトを見ていると、風水を使ってホームページのアクセスを向上させようというアイディアが、ちらほら出没しますね。
前なら笑って済ませたところですが、現代の風水学がこういう疑問に対して答えるとすると、果たしてどういうものになるか、ちょっと試しにやってみました。
何しろ、中国四千年の智恵というのは、言い方を変えると古臭いってこともいえますし、「いや、ホームページ構築法なんて、風水の文献には出て来ないから」というのもダラシない感じだし。この章は番外編ですが、ご笑覧下さい。
アクセス向上以前に、パソコンそのものがちゃんと作動してくれなくては、話になりませんね。
これは、判断の基準をどこに置くべきか?
一番問題なのは、そのパソコンを買い求めた時期と方位です。
吉方で買い求めたマシンであれば、長くよく働いて、持ち主の為に利益をもたらしてくれるでしょうが、凶方で買ったものはどうも調子が悪く、肝心な時にフリーズを繰り返しては仕事の足を引っ張ってしまうでしょう。
ただ、部品の仕入れ先、出荷先の工場、販売店の位置などが違っていると、ちょっと難しくなりますが、筆者はいちおう、その現物のあった場所で見ることにしています。
電機店であればその販売店そのものですし、直販メーカーであれば出荷先の工場ということになるでしょう。もちろん、自分の住む家を中心にして見ます。
「どっち向いていても、マシンはマシンだ」という方は、ちょっと待って。
あなたはパソコンが感情のある生き物であり、飼主の愛情や環境しだいで性格が良くも悪くもなり、よって風水の原理にも敏感であるということを、認識していませんね。
筆者の家族はみんな電機屋さんですが、数ある電機製品を見て来た結果、パソコンというのは、かなり高等動物に属すると思います。
これはパソコンを使いだしてから認識したことです。
パソコン以前は、ちゃんと動かなかったら自分が間違っているんだ、相手は機械だから間違う筈がないんだから、と思っていましたが、パソコン以後は考えが変わりました。
パソコンがちゃんと作動しなかったら、まず疑ってみることは
1、自分の愛情が足りないのではないか?
2、この子は、今日は機嫌が悪いか、病気なのではないか?
3、何か、悪霊が取り憑いているのではないか?
4、風水的な条件が、整っていないのではないか?
と考えることにしましょう。
もちろん、フロッピーを入れたままで「ウインドウズが立ち上がらないのは、方位が悪いんだ」というのはナシですよ。
このうち本日のテーマは、4の「風水的条件」でした。
愛情や心理がらみのデリケートな問題とか、欧米をルーツとするパソコンに、薔薇十字の悪霊が取り憑くというトテツもない難題には、この際目をつぶりましょう。
買って来た方位と時期は風水暦で見ていただくとして、次に影響するのは、パソコンのある位置が家の中心から見てどの方位にあるか、使う人がどっちの方角を向いて座るかです。馬鹿にできない難問ですぞ。
風水ではおおむね、情報機器にとって良いのは、北西か東、南東あたりとされています。
北西ならば、倦まずたゆまずしっかりと、「まるで機械のように」働いてくれるマシン。
東ならば、イケイケでやたらスピードを追求するマシン。ちょっと粗忽者かもしれませんが。
南東ならば情報戦略に強くて、SOHOには強い味方でしょう。
西なんかに置いたら、間違いなくゲームとアダルトサイトにばかり凝っちゃって、仕事ははかどらないでしょうね。
ひょっとしたら、ジュースやお菓子を食べながら、マシンいじってませんか。甚だしい時には、ほろ酔い気分でオ○○ーやってるかも。
南のマシンは、すばらしい知性のひらめきがカイマ見られるかと思えば、トンデモない時に熱暴走の危険あり。
北のマシンは我慢強いですね。愚痴も云わずに研究、開発にいそしんでるように見えますが、やっぱり時々診てやって。あんまり泣かせてばかりいると、プッツン起こしてしまいますから。つまり、結露のこと。
でも、みんなを困らせるマシンの代表は、やっぱり北東と南西でしょう。
北東のマシンはワガママ者の代表。気まぐれに動いたかと思えば、突如としてフリーズ。それも、一番肝心な時に限ってね。
南西のマシンは少し鈍感かも。単純な作業には、それほど支障はきたさないでしょうが、ほんのちょっと複雑な要求をすると、「コイツ、ほんとにコンピュータか」というくらい、ワケの分からないことをクドクド言い始める。
田舎のおバアさんの話と思えばよろしい。おんなじところをグルグル回って、結局大した成果は出ないでしょう。
この二方位にあるマシンは、常にあなたを悩ませる、トホホマシンに育つ可能性が大ですね。
以上の説明は、そのマシンを購入した方位にも当てはまります。
すなわち、北西または六白金星の吉方で購入した場合は、北西の象意のうち、良い性質が出るということになります。
なに?北西または六白金星の凶方で買うと、どういう具合になるのかって?
それはね、やたら金食い虫で、プライドばかり高くって、ギャンブル狂いで変わり者という、六白の悪い意味を持った人と同じです。もう、考えたくありませんね。
どこかで、パソコンの傍にぬいぐるみを置くといい、というのがありましたが、これはいったいどこから出て来たものやら。
これを無理やり、風水的に解釈すれば、ぬいぐるみというのは性質は布製で暖かいもの、肌触りの良いもの、ふわふわしたもの、日常的で安価なものです。これは二黒土星の性質と一致します。玩具、おもちゃと考えれば、七赤金星の性質も少し入ります。ほとんどが二黒土星の性質です。
パソコンは六白金星(機械、休まず動くもの、高級品)の性質で、二黒土星と相性がいいので、そばに置くのは確かに悪いことではないでしょう。
でも、あんまりデカイのは考えもの。
二黒土星は平坦、母、大衆品という意味があります。あまり背が高いと、それこそ離れを貸して母屋が傾いちゃうかもしれません。
色は、パソコン(六白金星)との相性、使う人の本命星との相性を見れば良いでしょう。
でも、あくまでもこれは、世間の通説に対しての答えです。そういうグッズには、まず大した力はありません、と言っておきます。
これがもし、部屋中をぬいぐるみで一杯に埋めるとでもいうことになれば問題は別ですが。それなら、パソコンをパワーアップするには、同じ六白金星の性質に属する「ダイヤモンド・貴金属」をドーンと傍に置けばもっといい、となっちゃいますが。
ホームページを開設するという一大事業!には、その人にとって新規の行動を起こすにふさわしい時期かどうかが問題です。
そりゃ、単なる趣味の個人ページなら、失敗しても接続料金を損する程度でしょうが、人間、あんまり失敗して、敗残者になる経験は重ねない方が良いでしょう。負け癖をつけるなってことですね。
始めるにしても撤退するにしても、きちんとやるだけのことをやって、見切る時には、ケジメをつけて見切りましょう。
よく言われる空亡の時期などには、やはり新規の思い切ったことを始めると、失敗する確立が高くなります。
新規のHP開設には、あなたの本命星が北、南西に回ったぐらいの時期から下準備をして、東に回る時に大きく打って出ると良いでしょう。東の次は南東に回りますから、いっそう発展します。
これは、まだ遁甲を勉強していないのでどういう順番で巡るのか分からないでしょうが、東に回るのは1999年は八白土星、2000年は七赤金星、2001年は六白金星です。
2000年は、本命星七赤金星の人が発展のチャンスというわけ。でも、2000年になってから急いで作るってのは、あんまり感心しませんが。
よく出てくるのは、やっぱりアイテムの色ですが、これは「インテリア占い」の延長のようなもので、本来の風水とはあまり関係がありません。色だけでそう簡単に、運命が変わるはずはありませんから。
しかし、色というのは、心理的にそれなりの影響を及ぼします。マーケティングの分野でも、色彩心理学は必須になっているはずです。HP作者、見る人にとって、好きな色、落ち着く色、または刺激される色を上手に使うに越したことはないでしょう。
実際、赤を着ると体温が上昇すると言われていますし、目が疲れ気味の時には、寒色系の方が目に優しいのは当然です。
ネット上で、これまた奇妙な疑問を発見しました。このさい、古人の智恵から屁理屈まで動員して、何でも答えちゃいます。
これはたぶん、向かって座った時の方位のことを言っているのだと思います。
私の考えでは、見たままで東西南北をあてはめてよいと思います。もっともこんなこと、どの風水の秘伝書にも書いてありませんが。
ただこれは、私の分析では通常の地図の方位ではなく、風水盤の方位を当てはめます。向かって上が南、下が北、右が西、左が東です。
なぜなら、その見方が人体を風水盤にあてはめた原理と一致するからです。
上が南で知性、先見、精神をつかさどり、人体でいえば眼、脳に当たります。下は北で下半身、性器、腎臓、膀胱になります。逆立ちしてパソコンを操作しない限り、この見方で大丈夫でしょう。
さてそのまま、右が西、左が東と仮定すると、これはなかなか面白いことが分かります。
西というのは、遊び、ゲーム、現金、飲食などの性質を現します。
東は発展、驚き、正直、電気、通信、マスコミなどを現します。
ここで、よくやる心理テストを思い出して下さい。
質問「ある人が、二股に分かれた道を,右に曲がってゆきました。何をしに行ったのでしょう?」
この質問は、右を左に置き換えてもいいのですが、答えは決まっています。
右に行ったのであれば、遊びとか飲み屋とか、映画を見にいったので、反対に左に行ったのであれば、会社に仕事をしに行ったか、役所へ用足しに行ったか、または真面目に家路をたどったか、という答えになります。
つまり人間は、目的なしに解放感に浸ってフラフラと歩いて行く時は右へ右へと曲がり、何か義務とか目的がある時には、左の心臓のある側へと曲がって行くそうです。
左側が義務、右側は冒険というわけですね。
これで、風水原理による方位の見方ともバッチリ一致します。
そこで、せっかくですから、これをホームページ構築に応用してみましょう。
画面にいろんなメニューのアイコンが並んでいるとすると、「定番=当然見て貰わなければならないもの」は左側に。ちょっと軽い読み物、遊びとかゲームの類いは右側に置けばいい、ということが分かります。
「大事な説明を読んでくれない人が多い。こんなに分かりやすい場所に置いてあるのに」とか
「通販で買えないの?という問い合わせがある。ちゃんとHPで買えるのに」
というHP管理者は、もう一度、アイコンを置く場所を見直してみましょう。
これは通販サイト、企業のHPなどでは大切なことです。ただ、大きな目立つアイコンを置けば良い、というものでもありません。
ホーム・ページの運営に関して、風水学で考えられる智恵をまとめてみました。これは屁理屈ではなく、オーソドックスな考え方です。
その1、まず主催者自身が運勢が強くなり、社会的に有名になって発展するような開運法を取ります。
開運の中でも特に、頭脳明晰になることが一つ、次に文章やデザイン感覚が鋭敏になること、表現力が豊かになることに重点を置きます。
これは通常の、家を改築するとか引っ越す、旅行する以外に、その場でできて、けっこう効果のある方法があります。女性専科「恋愛運、金運を呼ぼう」で少し触れています。
その2、ホーム・ページが一応のレベルとした上で、それに一定の風水的要素を加えます。これは目的別に幾つかあります。
○第一に訪問者の便を考えた見やすい色づかいと配置を心がける。
○第二には、その中にインパクトのある色をアクセントとして加え、さらにそのアクセント・カラーが主催者の本命星、またはその業種にとって相性の良い色(ラッキー・カラー)であればなおさら良い。
アクセント・カラーに関しては、それぞれ特徴があります。
★お金を呼ぶのが得意な色(七赤金星のオレンジ、ピンク系統)
★社会的名声と知性を示す色(九紫火星の赤、紫、六白金星の銀色など)
★発展と勢いを示す色(三碧木星の青、エメラルドグリーン、若草色など)
★人に信用され、良縁がまとまる色(四緑木星の成熟した緑、一白水星の淡い水色など)
と、大きく分けて四種類あります。
じつはこの分類は、三合法と言われるものを応用しています。
上から三合金局、三合火局、三合木局、三合水局です。こんなところにまで三合秘伝が登場しては、風水秘伝の大安売りになってしまいますが、まあ、この章は番外編ということで大目に見て頂きますよう。
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