風水巷談:目次


新型コロナウイルスって、どこから来たの?

そのルーツは~動物由来説と生物兵器説~

すっかり振り回されている感のある、この新型コロナウイルス=COVIT-19がどういうものであるか、様々な情報が飛び交っていますので、まずそれを整理しましょう。
トンでも説もありますが、私は好奇心優先なので、なるべく先入観を持たずに列記してみます。

噂まで入れると、大別して、三つのルートがあります

・武漢海鮮市場コウモリ由来説
・武漢ウイルス研究所で作られたものが漏れた説
・カナダのウイルス研究所から盗まれた説

当初は、中国武漢の海鮮市場から、コウモリだかセンザンコウだかを介して広がったものとされていました。
ところが、この説はどうも怪しい気がします。この海鮮市場はいち早く消毒されても抜けのカラになってしまったので、後追いも確認のしようもありません。中国研究者の取材ではもともと、この市場にはコウモリは置いてなかった、という話もあります。

次に出てきたのは、武漢のウイルス研究所「中国科学院武漢病毒(ウイルス)研究所」から漏れたものだ、という説です。この研究所では、SARSやエボラ出血熱のような、感染力の強い最も危険な、バイオセィフティ レベル4のウイルスを扱っていました。
しかし中国の技術では、このレベルの研究所を自力で作ることが出来ず、フランスの応援を仰いだのですが、当初からこの施設をきちんと運営していくことが出来るのか、危ぶまれていたそうです。
というのは、北京にあった別のレベル3実験室から、SERSウイルスが流出する騒ぎが何度もあり、実際に死者が出ているからです。この杜撰な管理では、動物実験をしても、動物の処分が果たして適切に行われるのか、不安を感じるところです。

雑用係が実験済の動物を転売したりが、かの国では、半ば公然の秘密のように行われてしまうのではないか、というのは、誰しも考えてしまいます。
今回も、捨てられている使い捨てマスクを、段ボールいっぱいに拾い集めている光景が報道されました。どっからどう見ても、適当に再生して転売するのだろう、という風に見えます。

また、上記の海鮮市場からは30キロほど離れており、海鮮市場とこの研究所が繋がっているという仮定は、少々怪しい距離です。今この研究所がどうなっているかと言うと、既に人民解放軍によって爆破されてしまって跡形もないので、調べようが無いとのこと…見たわけではなくとも、さもありなんと思ってしまうところが何とも。
米国CDCの専門家派遣申し出を黙殺しているので、もう協力して封じ込める意志は初めから全く無さそうです。

そして3番目の説は、ウイルスが武漢に来る前の段階があったという話で、それがカナダルート説です。

2019年7月に、カナダでスパイ密輸事件が報じられました。
王立カナダ騎馬警察が、中国人ウイルス学者夫婦と留学生1名を、規約違反で連行しました。その規約違反の内容は、感染力が強く、致死率の高いウイルスや病原体などを中国へ密輸した容疑でした。実際に事件が起こったのは、2019年3月です。


これに先立つ2012年6月の話なのですが、サウジアラビアで60歳の男性が、発熱と呼吸器症状を呈しました。市内の医院ではウイルスを特定できなかった為、エジプトのウイルス学者に分析を依頼したところ、今までに見たことのないコロナウイルスであることが判明しました。
エジプトの学者はオランダの学者の協力をも仰ぎましたが、カナダの国立微生物研究所(National Microbiology Laboratory(略称NML)がコロナウイルスの検査サービスを提供していた為、ここに送られることになりました。

この正体不明のコロナウイルスが、密輸品の中に入っていた可能性が高い、否定しきれない、ということで、このカナダルートであった可能性も残されている、という説です。

現在、世界中を震撼させている謎のウイルスが、どこから来たにせよ、偶然或いは事故で漏れたものか、或いは兵器に転用する為に盗まれたものなのか、今の時点では分かりません。
生物兵器は普通、必ず解毒剤とセットで作る筈なのですが、未完成のままで漏れてしまって、コントロールできなくなった可能性もありますし、中国というのは、何があってもおかしくない国です。

あるネットの討論番組で、元陸上自衛隊の幹部で、生物兵器に対しても詳しい、という方が出ていて、その方は生物兵器説を一笑に付していました。しかし妙なことに、この方の話を聞けば聞くほど、生物兵器説を否定できなくなってくるのです。
何故ならこの方は、「生物兵器とは、本来こういう風に作るものだ、普通はこうする、こんなやり方はあり得ない」と強硬に主張されるのです。しかしこの方の「常識」とか「生物兵器を作る時はこうあるべきだ」という主張が、(中国ならこうなりかねないよね)と誰もが思う現実とまるで噛み合っておらず、他の参加者の意見もまるで無視なので、みんな諦めて黙ってしまっていました。
頭が固いのか、いや何かの意図とか裏があって、ここまで強固に生物兵器説を否定する役割を担って来たのか、と思えるほどでした。ちなみに、昭和30年生まれで、錚々たる経歴をお持ちで、著書もあるようなのですが、私はかなり首を傾げました。

生物兵器説は、このウイルスが、自然界ではあり得ない特徴を持っている、と主張している研究者があるそうで、私はその中身はよく分からないのですが、どっちにしても今の時点では証明のしようがありません。
「自然界ではあり得ないDNA配列」というのも、台湾の医師かなんかが、単に「新しい配列」と論文に書いただけ、という話もあるので、いちおうそういう説がある、ということを記しておきます。
ただ、このウイルスが、今までにない特殊な性質を持ったものであるのは、おおかたの意見の一致するところです。それだからこそ、世界中でロックダウン騒ぎになっているのです。

話が、最初にサウジアラビアで発見された謎のコロナウイルス、と言うところまで飛ぶと、なんだかSFスパイ小説のようになってきましたが、小松左京氏が健在で居てくれれば、斬新な推理が出てきたのではないか、なんて思ってしまいます。
だいたいは、小説よりも現実のほうが先を行っていますが、SF作家にはけっこう慧眼の士がおられますからね。


L型とS型

また、中国発表では、強毒性のL型、弱毒性のS型があるということで、それぞれの感染経路マップも作られています。
イタリアはL型、日本はL型とS型の混合だという話ですが、最新情報では三つの型があるなんて話も出てきて、またまた複雑になってきました。

いちおう参考までにウイルスの系統樹が見られるサイトのリンクを貼っておきます。
(各種スクリプトが使用されているので、表示に時間がかかります。メニューの変更もスムーズにいかない可能性があります。)

Real-time tracking of pathogen evolution(トップページ)
https://nextstrain.org/

上記ページは2020年4月3日の状況で、使い方がちょっとややこしいですが、3月のぶんだと以下のアドレスになります。

新型コロナウイルス拡散の遺伝的解析と状況報告 2020-03-13.

※3月、4月のぶんが見れますので、スクリーンショットで連続して見れるようにしておきました。
2020-3-13~2020-4-10のCOVID-19拡散状況


**************************************************


※こぼれ話ですが、こういう感染経路の追跡は、世界中でかなり丹念に行われており、可視化する為に、かなり多くの努力が払われているそうです。
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)も、いろんな説がありますが、一説では、サルを食べたチンパンジーが発症したという説があります。

もう一つの説では、大変な時間と労力を費やした結果、たぶんこの人が最初の人間の感染者ではないか、という、一人のイギリス人男性に辿りついたそうです。で、笑い話ですが、この男性曰く「私だって、誰かから移されたんだ」と、のたもうたそうです。確か、この男性がゲイだったと記憶しています。

チンパンジーの話と、このイギリス人の話は別系統の情報ですし、あくまでも伝聞ですが、こういう不断の努力によって、感染源の追跡、またその抑え込みのヒントを得る努力がなされている、ということなのです。

3、新型コロナウイルスの特徴は?


TOPサイトマップ  関連項目:基礎講座 | 風水暦 | 巷談
現在このサイト内にいる人は 人です♪
Copyright (C) TAO AllRightsReserved.
http://www.kumokiri.net/