20世紀に入って早18年、シリア問題やら北朝鮮やら、はたまたアメリカが中国に経済制裁を科すと言い出すやら、何やかやと世界中が騒がしい昨今です。
日本でも、内閣支持率が低下しているようですが、どうも経緯を見ていると、マスコミの恣意的な偏向報道と印象操作が著しく、何を信じていいやら、疑わしくなってきます。
筆者はヘソ曲がりの為、自民党支持に回った経験があまりないのですが、昨今の野党の筋の通らないグダグダぶり、及びかつて権威だったマスコミの凋落ぶりを見ていると、時代は変わったんだなあ、という気がしてなりません。
私達は頼りにならない新聞テレビの代わりに、ネットという手段を得ましたが、これも一強多弱になるという面が強く、良いことばかりではありません。Google検索のアルゴリズムがけっこう変わるので、大企業が圧倒的に強い訳ではないのが、せめてもの救いですが。
当サイトも、今後の展開を模索する手始めに、政治関連のネタを考えてみました。
現在、第二次安倍政権の三期目ですが、安倍総理は、首相就任当初から官邸に住んでおらず、私邸から通勤とのことです。様子をうかがう限りでは、現在もその状況は変わっていないようです。
これでは何かあった時に、直ちに対応できないではないか、と突っ込まれていましたが、その主な理由は、民主党時代に官邸にどういう仕掛けが施されたか分からず、国家防衛上、およそ安心できる状況ではない、という理由が大きいのではないか、と推測します。
しかし、もう一つ、違う理由もあるようです。
それは、この章のタイトルの通り、官邸に幽霊が出る、という噂も関係しているようです。どこまで本当なのか分かりませんが、この噂は根強く、菅官房長官も「言われてみればそうかなあ…」とついポロリ本音(笑)。
実際問題としては、幽霊話は小さなことなのでしょうが、風水サイトとしては、この辺りを深掘りしてみたいと思います。
現首相官邸 | 北門 |
現在の首相官邸そのものは2002年の竣工で、いかにも幽霊の出そうな古いものではありません。間違えやすいのですが、「官邸」はいわば総理大臣の事務所であり、住居ではありません。
住居になるのは、官邸に隣接した「公邸」で、幽霊が出ると噂されるのは、こちらのほうです。
この首相公邸は1929年頃に竣工、昔は官邸として使用されて、紆余曲折はありましたが、何人かの首相が住み、1932年の五・一五事件や1936年の二・二六事件の舞台になったという、いわくつきの建物です。
現在の官邸が完成した後で、曳家をして移動させ、職場である官邸とは区別し、住居として利用するようになりました。
旧首相官邸(現公邸) | 屋上から見守るみみずく |
他にもカエルとか猫などの装飾もありますし、日本画なども展示されています。なんでミミズクや猫、カエルで、犬ではダメなのか?という気もしますけどね。
合理的と自負する方は「バカバカしい」と一笑に付してしまわれるようですが、幽霊というのは、普段信じない人ほど、異様な体験をすると、ショックが大きいようです。
筆者は、信じる信じないを改めて議論するのがバカバカしいほど、ディープな世界に長く居たので、当たり前すぎて特に何も思いません。
しかし、幽霊というのが何なのか?はっきりと答えられる人がいるでしょうか?
漠然と、「亡くなった人の霊が浮かばれなくて彷徨っているもの」と答える方もあるかもしれません。
しかし、そこにあるものが、人の念の凝り固まったものなのか?或いは特定の何かが存在するのか?その辺りは釈然としません。
フランスの怪談だったか、人間の死ぬ前と後に、体重を正確に測り、もし死後に軽くなっていれば、その差が霊魂の重量だ、など、いかにもフランスらしい即物的な話もあります。
英米は怪談の宝庫ですが、フランスにはオカルトっぽい怪談がほとんどなく、お国柄なのか面白いものです。
日本は独特の宗教観があり、「トイレの神様」という歌もあるように、すべてのモノに精霊が宿る、という土着信仰が根強くあります。神社仏閣によく樹齢ウン百年という御神木がありますが、あれは元々、高い木に神が宿る、とされたところから来たものです。
そもそも、山じたいが御神体ですから、昨今のお気軽登山のゴミ問題などは、残念な限りです。
日本と欧米で違うなと思うのは、欧米は建物を長く使うことです。
もちろん、歴史ある建築物も沢山ありますが、高温多湿の土地に紙と材木で出来た家を建てるという気候風土のせいか、古きを穢れとして、どんどん古いものは壊して、新しく住み替えていく感じです。
大きな神社は、定期的に遷宮を行うところが多いようで、これは気候風土のせいなのか、日本人の感覚なのか、面白いところです。
大宰府天満宮の鬼すべ | 中山法華経寺の荒行 |
筆者は、母の実家が大宰府天満宮そばなので、子供の頃はよく鬼すべ、鷽替え(うそかえ)の神事を見物に行っていました。鬼すべは、鬼をいぶし出して厄払いするものですが、火の勢いが強くて、お堂そのものが盛大に燃えてしまうことが多かったと思いますが、今でも燃やしているのでしょうか。
危ないので、消防署に注意されるのではないかと思いますが、水で浄めたり火で浄めたり、忙しいことです。
国によっては強い抵抗があるらしい火葬が簡単に普及するのも、土地が狭いせいもありますが、穢れを嫌う感覚が強いからではないか、と思います。体が無くなっちゃったら復活できないじゃないか、と他宗教の人に言われても、(子孫に生まれ変わって真っさらな体になるんだから、いいもーん)としか思いませんよね。
そういう感覚からすると、やはり凄惨な事件のあった場所は、いわくつきの要注意の場所で、新官邸を建築した時に取り壊さなかったのが、失敗かもしれません。由緒ある建物ですし、予算の関係など、いろいろあったとは思いますが、家相を改めて見ても、決して吉相ではありません。
首相官邸の幽霊というのは、血腥い事件の現場になったこともあり、幽霊が出ても不思議ではないのですが、しかし、そんな場所はどこにでもあります。
古い旅館、ホテルなどはだいたい何かしらの因縁を抱えていますし、東京都内でも、事故現場、自殺現場などを数え上げると、枚挙に暇がないですね。
要するに、因縁めいた場所はどこにでもあるのですが、その強さが問題なのでしょう。
一般の人が家で病死したところで、事故物件と言うほどのことはありませんが、親子三代にわたって不幸の続く旧家だと、何かありそう、と思うものです。
東京でも小塚原刑場跡には、やはり高い地価はつきづらいでしょうから、夥しい墓と地蔵菩薩像が建立されています。
筆者のところによく相談に来られる東京都下の住人も、通っていた中学校で余りにおかしな事が続くので、区役所で調べたら、昔の刑場跡だったそうです。役所で慌てて、お祓いを頼んだそうですが、果たして効果はあったのかどうか。
首相公邸の幽霊というのも、簡単に言うと、浮かばれていない、ということになりそうですが、筆者はそう簡単に、ただの個人の幽霊、亡くなった関係者の幽霊とは考えません。
一般の方はさほど注意して区別されていないと思いますが、「心霊」と「神霊」は、本来は違います。しかし、それが合体すると、かなり力の強い、尾を引くものになります。
考えてもみて下さい。私たちは必ず、何らかの背後関係とか、家系の因縁を背負っています。「うちは百姓だからそんなの無いよ」と言われる方でも、もしかしたら百姓一揆のリーダーだったかもしれませんし、この旗揚げを成功させて下さい、と地元のお稲荷さんに願掛けしに行ったかもしれません。
そうなると、自分一人ではなく、地元の期待、ひいては背後に控える地主神を背負っていることになります。政治家及び、政治臭を帯びた人間は必ずそうです。
日本はけっこう東西・南北に長く、土地柄も違いますが、政治家、実業家、有名人を多く出す県を調べてみると、かなり偏った傾向が見られます。実業界では長野県出身が多い気がしますが、歴代首相を輩出しているのは、山口県が多いようです。
選挙戦を例に取って、例えば広島県出身の候補者と、長野県出身の候補者が戦う場合を考えてみましょう。
広島県は厳島神社、長野県は諏訪大社が代表と考えると、候補者はその神霊界をバックに戦うわけで、選挙戦は個人だけのものでは無くなってきます。この場合は、海と山の対戦ですね。
現在の都道府県単位で考えると、神霊界の勢力地図とは違っていますし、神霊界も人間の親類関係と同じように、複雑に絡み合っているので、そう単純ではありません。むしろ、昔の地方行政区分である、安芸の国、信濃の国という感じで考えたほうが、分かりやすいでしょう。
いろんな事件や政権争いも、その根っ子を辿れば神霊戦争に行きつくことが多いのです。
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